秘密のベースキャンプにある生家

秘密のベースキャンプにある生家

ペクトゥ山*1は朝鮮の北部に聳えています。ペクトゥ山には抗日武装闘争を勝利へと導いて、朝鮮を解放した偉大な金日成主席の不滅の業績が宿り、偉大な金正日総書記の生家があります。

ペクトゥ山の秘密のベースキャンプにある金正日総書記の生家です。金正日総書記はチュチェ31（1942）年2月16日、父の金日成主席と母の抗日の女性英雄金正淑女史の息子として生まれました。父母ともどもパルチザンの将軍と呼ばれました。

生家に大事に保存されているゆかりのものです。粗末な敷物、硝煙くすぶる背のう、質素な台所用品、パッチワークの布団・・・背の低い座り机の上にある木製のピストルと双眼鏡、刀、朝鮮地図のモザイクなどは総書記が幼年時代に愛用したものです。

生家の後ろに聳える峰は総書記の名を冠して正日峰*2と呼ばれています。標高1790メートル以上です。

正日峰の裾に建てられた金日成主席の直筆の詩が刻まれた石碑です。チュチェ81（1992）年2月16日、金日成主席は金正日総書記の誕生50周年に際して、「光明星賛歌」という詩を作りました。

ペクトゥ山頂に正日峰そそり立ち
ソベクスの碧き流れ　よどみなし
光明星誕生し　いつしか50年
文武忠孝兼備せるをこぞって称えけり
万民称賛の心　ひとしくて
歓呼の声　天地をゆるがす

生家を経巡って流れるソベクス*3と言う小川です。小川の水は厳冬の中でも凍ることがなく、年中、流れています。

金正日総書記への朝鮮人民の心からの敬慕の念が込められたのか、秘密のベースキャンプの生家の辺りは樹氷の花で覆われています。

（フィーチャー）