社会主義祖国は人生のより所

社会主義祖国は人生のより所

5月25日は在日本朝鮮人総聯合会の結成59周年の日です。総聯の凡そ60年の道のりは、偉大な指導者を戴き、共和国の海外同胞組織として尊厳を馳せて来た勝利と栄光の道のりでした。

金日成総合大学電子材料研究所所長の金正日賞と労働英雄、人民科学者称号を受けたアカデミー会員、教授、博士キム・サンオクさんのお話です。

「実に感無量ですね。毎年、総聯結成の日を迎えるたびになおさらの感慨を覚えています。総聯組織が結成されて、在日朝鮮人は祖国の温かさを感じ、また、朝鮮人のプライドを持って胸を張って生きることが出来ました。当時、私が目撃したことですが、私だけでなく、多くの学生が向学心に燃えていました。ところが、困難な生活のため上級学校へ進むことができませんでした。そのとき、偉大な金日成主席が私たちの気持ちを推し量って祖国へ呼んで下さいました。それで、私は希望通り、国の最高学府である金日成総合大学に入学し、思う存分学ぶことが出来ました」

キムさんの大学時代は、異国の地では想像も出来なかった夢のような日々で、祖国のありがたさを肌で感じた幸せな日々でもありました。祖国では、キムさんが科学探求の道に立ったとき、些細な不便もないようすべての条件を揃えてやりました。また、技術代表団を率いてアジアと欧州の多くの国を訪れ、世界的な科学者になるよう導きました。

人生の目標を達成したキムさんは、報いる一念に燃え、最先端科学技術の発明と経済各部門での科学技術上の難題解決に知恵と情熱の限りを尽くしました。その過程に、国の科学技術の発展に大いに貢献し、世界的な国際発明及び新技術展覧会で金賞と金メダルを獲得し、国の名を馳せました。

国ではその功労を買って金正日賞と労働英雄、人民科学者の称号を授け、アカデミー会員、教授、博士にまでなりました。金日成総合大学教育者住宅が建てられた時も、豪華版の住宅が無料であてがわれました。

キムさんはこう話しています。

「チェジュ島の小さな漁村に生まれたみすぼらしい少年が今は、国中が知っている科学者として祝福の中、光栄の至りを満喫しています。なかなか信じられないことです。資本主義社会に生きていたなら、どんなに向学心に燃えると言っても、社会に見捨てられて久しいでしょう。まさにありがたい社会主義祖国あってこその今の私だと、教え子たちに、また子と孫たちに言い聞かせています」

キム・サンオクさんにとって社会主義祖国は人生のすべて、温かいより所そのものでした。