畑で会った乙女の作業班長

畑で会った乙女の作業班長

共和国の中部地帯にあるピョンアン南道*1ケチョン市*2に人々の間に広く知られた女性がいます。その女性はケチョン市協同農場経営委員会の委員長を勤めるキム・スンファさんです。実力のある農業部門の幹部であるキムさんには忘れられないことがあります。

チュチェ68（1979）年8月のある日のことでした。この日、偉大な金日成主席はケチョン地区を現地指導する途中、進んで農村に行って初年度の農業に励んでいると言う青年作業班の青年たちについて知りました。

真夏の炎天下の中、主席は青年たちが働くところを訪ねました。果てしなく広がった田畑、作柄上々の穀物。満ち足りた気持ちで農場の田畑を眺めていた主席はこのような豊作をもたらした青年たちが頼もしくてなりませんでした。

主席は、仕事で成果を上げた青年作業班の班長に会ってみようといい、18歳のキム・スンファさんを呼びました。キムさんは夢を見るようでした。

（主席に呼ばれるなんて！）

農村に来て初の年の農作で収めた自分たちの成果を高く評価する主席にキムさんはただただ感激するばかりでした。

金日成主席は挨拶するキムさんの土だらけの手を優しく取り、農作のことを詳しく聞きました。それに答えるキムさんの声は限りない誇りと幸せに満ちていました。

主席はここの青年作業班の青年たちが農村に来て初の年の農業をうまく営んだ、上出来の穀物を作るために本当に苦労したはずだ、作業班のみなに感謝の挨拶を伝えてほしい、と言いました。そして、農業をうまく営んだ班長と一緒に写真を撮ろうといい、キムさんをそばに立たせて記念写真を撮りました。

その後、キムさんは偉大な金正日総書記の配慮により、農業部門の幹部に成長しました。今もキムさんは敬愛する金正恩元帥の意にのっとり、党の農業政策を先頭で貫いています。

では、キム・スンファさんのお話を聞いて見ましょう。

「長い歳月が経ちましたが、主席と総書記を永遠に忘れられません。主席と総書記は私を農場の管理委員長に育てましたし、今は敬愛する金正恩元帥が市の農業を受け持つ経営委員長に、最高人民会議代議員に押し立てました。これから仕事に励んで金正恩元帥に喜んでいただくつもりです」