無謀な領土強奪の野望

無謀な領土強奪の野望

先日、日本国会で極右的な超党派議員達が所謂『第3回東京竹島の日大集会』を開き、独島を自分の領土だと言い張り「不法に占拠されている独島を奪還すべきだ」と気炎を吐きました。内閣官房長官菅は記者会見で、「言うまでもなく竹島は歴史的事実に鑑みても国際法上にも、明白に日本固有の領土だ」と言いました。また島根県では当局が派遣した高官の参加の下『竹島の日』のイベントが強行され、独島領有権を唱える街頭宣伝まで行なわれました。

これは日本の反動勢力が海外膨張・領土強奪の野望を遂げる為には厳然たる歴史的事実も躊躇う事なく捻じ曲げる、厚顔無恥な輩である事をはっきりと見せています。国民の健康と生命・安全を脅かす新型コロナウイルスの急速な流行で民心が乱れている時に*1、日本の反動勢力があからさまに領土強奪戦・侵略戦争を煽り立てているのは、強盗丸出しの領土強奪の野望をそのまま曝け出したものです。

既に報じられたように日本は今年に入っても、自分の侵略歴史を美化し神聖な朝鮮民族の領土を自分の物だと言い張る所謂『領土主権展示館』を大幅に増改築し、これを通じて自国民の間で侵略の意識を掻き立てようとしています。その延長線上で政界からは独島の奪還を主張する挑発的な妄言がいつになく連発されています。

はっきり強調するが*2、歴史的にも国際法的にも認められた事実は独島が朝鮮民族固有の領土である事だけで、これに日本という島国が頭を突っ込む根拠はまったくありません。

朝鮮の神聖な領土に『竹島』という奇怪な名まで付けて自分の物だと片意地を張るのは、再侵略の野望が骨髄に徹した日本の反動勢力ならではの妄動です。日増しに由々しさを増している日本の反動勢力の目的は火を見るより明らかです。軍事・経済・法律の面で戦争国家の下地を事実上完全に整えた日本が、所謂『独島問題』を世論化・国際化して侵略戦争の合法的な名聞を立て、延いては大陸侵略の有利な足掛かりをつくろうとの事です。

無謀な領土強奪の野望は日本の破滅を招くだけでしょう。

（時事評論）