演劇「赤い雪が降る」

朝鮮で新作の演劇「赤い雪が降る」の公演が盛況です。

演劇は、指導者の遺訓を実行し、党の政策を守る意志と自力自強の精神を持って、国内の原料と燃料に依拠する鉄、チュチェ鉄の生産システムを確立し、党の指導に鋼鉄の増産で答えているファンヘ製鉄連合企業所の労働者たちの不屈の精神力と奮闘振りをリアルに見せています。国の繁栄のためにファンヘ製鉄連合企業所の労働者たちが夜を日に次いで行なう溶銑作業で企業所の周りは赤く見えます。そのため雪も赤みを帯びています。

生前、偉大な金日成主席は輸入原料であるコークスによる製鉄法ではなく、国内の原料による主体的な製鉄法、即ちチュチェ鉄の生産工程を確立しなければならないと教え、このため腐心しました。偉大な金正日総書記は主席の遺訓を実行するよう、企業所の労働者たちを大いに励ましました。その結果、チュチェ鉄の生産の土台が築かれました。

敬愛する最高指導者金正恩元帥は主席と総書記の一生の願いであるチュチェ鉄の生産システムの完成へと企業所の労働者たちを導きました。主席と総書記の意志と元帥の信頼を胸に、企業所の労働者たちは刻苦奮闘して、ついに国内の原料と燃料による冶金製鉄法を完成しました。

演劇を創作したのは国立演劇団副団長のラ・ソングクさんです。

ラさんは、寒さの厳しい冬、取材先の企業所に行って過ごした日々のことをこう思い起こしています。

「私はファンヘ製鉄連合企業所に行って赤みがかった夕焼けの中に降る雪を見て、国内の無煙炭、自分のもので染められた赤い雪だなと思いました。赤い雪、これは主席と総書記、元帥への限りない衷情の念を持って仕事に励む企業所の労働者たちの胸に沸き返る血潮であり、衷情の結晶なのです。それで赤い雪はほかならぬチュチェ鉄だという発想をし、これをそのままテーマにしたのです」

6つの場からなる演劇には主人公のキム・チュンリョル支配人など、企業所の人たちが登場します。企業所の人たちは主席と総書記の遺訓の実行に努める過程に困難と試練が横たわり、言い表せない事情も多かったが、怯むことなく、チュチェ鉄の完成のために全てを尽くします。

チュチェ思想を信じる人はチュチェ鉄を生産しなければならないと言った主席と晩年に企業所を訪れて、赤い雪が降る日にまた来るとの約束をした総書記の遺訓を胸に、チュチェ鉄の生産に励むファンへ製鉄連合企業所の労働者たちの姿は観客の胸を強く打ちます。

演劇に登場する人民俳優と功労俳優の称号を受けた人だけでなく、新進も演劇の各シーンで真に迫る名演技を披露して、作品の品位を高めています。音楽や照明など、各構成要素も作品の芸術化に彩を添えています。プロローグでの白雪とクライマックスのエピローグでの赤い雪は演劇のテーマを浮き彫りにしています。

演劇「赤い雪が降る」は朝鮮の芸術の発展のレベルを示したまた1つの名作として好評を博しています。

（芸術）