永遠に生きる女性中隊長

永遠に生きる女性中隊長

この写真は1950年代の朝鮮人民の厳しい祖国解放戦争の時、勇敢な女性の飛行機ハンターチームの戦闘振りを収めたものです。敵機に銃弾を浴びせている軍人がほかでもないペク・ケスンという女性です。

ペクさんは娘時代から軍人でした。最近、朝鮮でペクさんが勤めた女性中隊を紹介する「ペク・ケスン中隊」というスペシャル番組がテレビで放映され、視聴者の関心を集めました。これはすでに世を去ったペクさんを国が熱く思い起こし、人誰もが愛するという証左です。

かつて国を奪われた時、さげすまれ、虐げられてきたペクさんが今のように国中に知られた女性中隊長として生き続けているのは、偉大な金日成主席と偉大な金正日総書記の配慮があったからです。

ペクさんが初めて金日成主席に会ったのはチュチェ55（1966）年3月でした。この日、ペクさんが中隊長を勤める中隊を訪れた主席は2人の子を持つ母親のペクさんが中隊長を勤めているのが頼もしくて、中隊のことについて詳しく見聞きし、身に余る評価をしました。

そしてペクさんが戦争の時、有名な飛行機ハンターチームの一員であったことを聞いては、戦争参加者だったね、これからも軍人の精神で生きなさい、と励ましてくれました。ペクさんは主席が家族のことまで詳しく聞いて、労働党がペクさんの子達の面倒をよく見てくれるようにといったとき、涙を流しました。

砲煙くすぶる厳しい戦争の時も涙というのを知らなかった女性の心に暖かく差し込んだ日差しがあって、ペクさんは一生、変わることなく主席に忠実に従ってきました。そのペクさんのことを誰よりも高く評価したのは金正日総書記でした。

総書記はペク・ケスンさんは広く知られた模範中隊の初の女性中隊長だったと思い起こし、ペクさんが勤めた中隊をペク・ケスン中隊と呼びました。そしてペクさんが除隊した後も、軍人の時の精神で生きるよう温かく見守りました。

総書記の深い配慮があって、ペクさんは生涯を閉じるまで、指導者と人民のためにすべてを尽くすことができました。

（偉人伝）