水産資源の保護、増殖
シン・ヨンイル:『水産資源の保護・増殖』というテーマでお話したいのですが。
男性スタッフ(名前は不明):はい。今の世界のとても重要な問題の1つとして浮上している事ですね?
シン・ヨンイル:はい、そうです。数年続きの異常気象と環境汚染による生態環境の破壊、そして漁労での不法乱獲、つまり魚を矢鱈に獲る事ですね。この乱獲によって地球上の水産資源は枯渇している訳です。
男性スタッフ:はい。その為今水産資源の保護・増殖は、一部の国や地域を越え国際範囲の問題となっています。
シン・ヨンイル:はい。朝鮮では水産資源の保護・増殖が国の水産業の前途に関わる重大事、とても大事な事、という意味ですね。また片時も中断してはならない愛国事業となっています。
男性スタッフ:はい、そうです。この水産資源を保護し増殖させるのは朝鮮労働党の一貫した政策です。
シン・ヨンイル:はい。それで朝鮮労働党第8回大会では、国の水産資源の保護・増殖を計画的に着実に行う事が強調されています。
男性スタッフ:はい。朝鮮では汚水浄化設備とシステムを徹底させて、河川と海の汚染を防いでいます。そして綺麗な生態環境を保ち人工漁礁の造成に力を入れています。
シン・ヨンイル:ここで漁礁といいますと、魚類が好んで群集する水面下の岩場という事ですね?
男性スタッフ:はい、そうです。
シン・ヨンイル:また、人工的にブロックや廃船を沈めて作るものもありますから、これは人工漁礁という事でしょう。
男性スタッフ:はい。そして水産資源の正確な調査を行った上で資源量に合わせて漁獲量を定め、各企業が計画的に魚を獲るようにしています。
シン・ヨンイル:はい。毎年稚魚を放流するのも計画化しているんですね。
男性スタッフ:その通りです。これと共に禁止された漁具と方法で魚を獲ったり魚の生息条件を破壊したりする等、水産資源の保護・増殖に支障を来たす事についての監督と取締りを厳しく行っています。
シン・ヨンイル:監督と取締りをですね?
男性スタッフ:はい、そうです。
シン・ヨンイル:朝鮮では水産法が採択されて、水産資源の造成と保護が法律的に保障されているんですね。
男性スタッフ:はい。東海岸と西海岸等の数10箇所に水産資源保護区が設置され、毎年4月と7月は水産資源保護月間となっています。
シン・ヨンイル:水産資源保護月間?
男性スタッフ:はい、そうです。この期間に大衆挙げての運動で水産資源を保護しています。
シン・ヨンイル:朝鮮労働党の水産資源保護政策によって、朝鮮では国と社会の深い関心の中、水産資源が守られています。
シン・ヨンイル:はい、如何でしたか? 朝鮮での水産資源の保護・増殖について十分理解出来たでしょうか? では『政策解説』のコーナー、次の時間もお待ち下さい。
(政策)
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