水の温度

水の温度

2012年7月25日、ピョンヤンではルンラ人民公園の竣工式が盛大に行われました。竣工式の後、敬愛する金正恩元帥は公園を見て回りました。

元帥が遊泳場に来た時のことです。まぶしいばかりの日差しを受け、エメラルドグリーンの遊泳場の水はきらきらと輝いていました。青少年たちは喜びに満ちて滑り降りたり、いろいろな芸を見せながら水の中に踊り込んだりして楽しい時間を送っていました。

明るい笑顔でその姿を見ていた金正恩元帥は、水中に飛び込んだばかりの一人の青年を呼びました。そして、腕を取り、水は冷たくないか、体は大丈夫かと優しく聞きました。喜びの中に青年は大丈夫だと答えました。元帥は頼もしそうに眺めて、思う存分楽しむようにと言いました。

7月と言えば年中、一番蒸し暑い季節で、誰もプールの水の温度など考えてもいませんでした。しかし、元帥は竣工を前に満たした水なので体に影響を与えるのではと心配したのでした。

金日成総合大学文学大学3年のキム・チュンイルさんのお話です。

「その日のことはいつまで経っても忘れられません。人民のための立派な公園を造り、遊泳場の水の温度まで気遣う金正恩元帥の優しい姿にただただ、感激するばかりでした」

ルンラ人民公園の遊泳場の清い水はその日のことを今に伝えています。