歌詞に込められた人民の思い

歌詞に込められた人民の思い

朝鮮人民が偉大な金正日総書記への切なる思いを込めて歌う歌の中には、「恋しい」という歌もあります。歌は、人民を暖かく包み込み、夜明けも夜更けもいつも人民愛の足跡を印して全てを尽くした金正日総書記への切なる恋しさをそのまま表しています。

チュチェ99（2010）年作のこの歌を作詞したのはムン・ジェチョルさんです。ムンさんは作家でも、文芸家でもありません。金正日総書記の深い信頼と恩情の中、長く対外活動に携わりました。歌詞に手をかけたのは、チュチェ98（2009）年、治療のため海外に行った時でした。

金日成勲章受勲者のムン・ジェチョルさんのお話です。

「仕事中、体がやや不調になって患いましたが、金正日総書記はそのことを聞いて、国のためにこれという功績もないのに、海外で治療を受けるよう取り計らいました。治療を受けていますと、祖国で総書記の恩情と信頼の中送った日々が思われました。東の空を眺めて、総書記に思いを馳せました。少しの休みもなく先軍革命指導を続けながら、周りの人たちの健康を案じて、格別関心を向ける総書記の熱い思いを忘れられませんでした。夜も、総書記が恋しくて、涙の中、眠れませんでした。その日々、総書記を恋しがる私の思い、私だけでない朝鮮人民みなの切なる思い、いや総書記を高く称える世界の人々の思いをそのまま書き表そうと考えました。それで、未熟ながら、1字1字書いたのが、そのまま歌詞となりました」

くれない色した夜明けの空に
微笑たたえる姿はえる
国の果てを訪ねてやさしい愛注ぐ
あ　恋しい金正日将軍

このように、ムンさんは自分1人だけでない、朝鮮人民みなの思いを歌詞に表しました。国の繁栄と人民の幸せのために生涯を尽くした金正日総書記への恋しさが歌詞にそのまま込められていました。

総書記が革命的生涯を通して歩んだ愛情と献身の道のりは66万9844キロに達します。しかし、朝鮮革命と世界の自主化偉業に尽くして成した総書記の不滅の業績は単なる数字では計れません。

総書記の不滅の業績を称える朝鮮人民と世界の進歩的な人々の声を常に胸の中に深く刻んできたムンさんなので、総書記への人民の敬慕の念をそのまま歌詞に表すことができたのです。

歌は世に送り出されるが早く、人々の心を捉え、広く歌われました。今も、総書記を偲ぶ朝鮮人民の心の歌として歌われています。総書記への恋しさは、単なる恋しさではありません。

ピョンヤン市*1チュン区域*2のソムンという町*3に住むパク・チョンヒョンさんのお話です。

「この歌は私だけでなく、うちの家族みなが、いや国中の人民みなが総書記を偲んで歌う歌です。私たちはこの歌を聞き、歌って、いつも総書記に思いを馳せています。総書記の故郷であるサムジヨン郡に行った時もこの歌を歌い、サムジヨン郡の建設を支援しました。総書記を戴いたその時のように、金正恩委員長に従って清らかな心を捧げたい思いです」

朝鮮人民みなは、金正日総書記への切なる思いを胸にこの歌を歌い、総書記そのままの敬愛する最高指導者金正恩委員長に清らかな思いで従っています。

「恋しい」、この歌は、生涯、人民のために尽くした不世出の偉人を偲び、いついつまでも戴く人民の思いを歌い上げた名曲です。

（芸術）