歌よ、響き渡れ

歌よ、響き渡れ

世代ごと自分の歌があります。時代が朝鮮の子供たちに与えた歌は何でしょうか。

日帝に国を奪われた時、朝鮮の子供たちには未来がありませんでした。借金のため売り渡され、道端に捨てられて悲しみの涙を流していた子供たち、少年苦役場でこき使われる時、子供たちの心の中に響いたのはいとしきわが家と故郷の歌でした。

朝鮮の解放と共に子供たちの運命には暖かい日が差しました。子供たちは圧制の鎖から解放されて偉大な金日成大元帥が創立した朝鮮少年団の誇らしい一員となりました。歴史のその日は1946年6月6日でした。抗日児童団の伝統を受け継いだ朝鮮少年団は、新しい世代の栄誉、誇りでした。至る所で「少年団行進曲」の力強い歌声が響き渡りました。

祖国の朝焼けの光で
赤く燃えるスカーフなびかせ
僕らは共和国の幼い英雄
共産主義の後続隊として学んで行く

子供たちの歌は誰も阻めませんでした。アメリカの侵略を退ける厳しい祖国解放戦争の時も、戦争後の廃墟の中でも少年団員たちは勉強を続け偉大な金日成大元帥を、わが祖国を歌いました。

国は、子供たちを「王様」に推したてました。戦争後の廃墟の中で一番先に建てたのも子供たちのための学生少年宮殿で、景色の美しい所に建てたのも学校とキャンプ場、宮殿と会館、図書館でした。

全般的9年制技術義務教育を実施する準備をしていた1963年11月のことです。偉大な金日成主席は共和国内閣全員会議で、10年制義務教育を実施する構想を示し、今すぐには国の事情が許しませんが、10年位頑張って建設もたくさんやり、お金ももっと儲ければ10年制義務教育を実施することになるでしょう、と述べました。

子供たちを一番大事にする主席の恩情によって全般的11年制義務教育が実施され、朝鮮の子供たちは思う存分学び、希望を花咲かせました。朝鮮少年団の旗は未来のシンボルとして高く翻りました。少年団員たちはその幸せを歌に託して誇りました。

幸せは何かと聞かれると 僕らは答える幸せは僕ら この地の新世代に育つ喜び これに勝る喜びはない あ、僕らは幸せ

偉大な金正日総書記は、「苦難の行軍」、強行軍と呼ばれるほど厳しかった時も少年団員たちの歌を変わりなく守りました。20世紀90年代は、共和国が非常に厳しい状況にあった時でした。その中でも総書記は子供たちに宮殿とキャンプ場をプレゼントし、豆乳と色々な栄養食品を欠かさず食べさせるよう恩情の措置を講じました。

そして、子供たちの幸福を守るため現地指導を続けました。総書記は、大人は困苦欠乏に耐えても子供たちの顔には陰がささないようにしましょう、子供たちのためにもっと頑張りましょう、と述べました。総書記の献身の労苦によって希望と才能を存分に伸ばした少年団員たちは、総書記の愛情を「将軍と子供たち」と言う歌にそのまま託しています。

ピョンヤン5月13日リョンナム中学校のリ・ヒョンソンさんのお話です。

「金日成大元帥は私たち少年団員に幸せの歌をもたらしました。そして、金正日大元帥は私たちの歌を守って下さいました。私たちは、大元帥たちがもたらした幸せの歌を高らかに歌いながら国の担い手にしっかり育っています。敬愛する金正恩先生がいて、私たちの歌は永遠のものです」

その通りです。

偉大な金日成大元帥、金正日大元帥そのままである敬愛する金正恩同志は、少年団員たちの慈しみ深い父、恩師です。太陽のように暖かい金正恩同志の下で少年団員たちは感謝の歌を高らかに歌いながら未来の担い手にしっかり育つでしょう。