欺瞞策の再現

欺瞞策の再現

南朝鮮の自由韓国党が地方自治体選挙を前にして、民政の事で大きな変化でももたらすかのように見せかけ民心を引き付けようとしています。中産層や庶民層贔屓に鞍替えして「税金引き下げ、小商工業者支援」等と言って面映く振る舞っています。

また垂れ幕、名刺、衣類等、選挙運動の為の宣伝物に「中産層、庶民」という文字を書いて万人を笑わせています。何としても民心を引き付けて政権返り咲こうとのもので、使い古した欺瞞策の再現です。

自由韓国党の前身であるハンナラ党、セヌリ党が擁立した李明博、朴槿惠が大統領選挙の時、このように世論を欺いて政権の座に就きました。その後は公約をいずれも破棄したのです。

大統領候補に出馬した李明博は、「大企業と中小企業の格差を減らすのが重要だと思う、中小企業の政策を徹底させる」等と甘言を弄しました。ところが就任するが早く中小企業は見向きもせず、大財閥とグルになって四大川事業等を強行し各界の反発を招きました。

朴槿惠も「政権に就くなら財閥を規制し中小企業が幅を利かせるようにする、中小企業の大統領になる」と言って所謂経済民主化の公約を掲げたが、就任して2ヶ月も経たないうちにかなぐり捨てました。

これだけではありません。大統領選挙の時李明博と朴槿惠が掲げた「3大庶民苦痛問題の解決、庶民寄りの政策、国民成功時代」等の華やかな公約はいずれも、政権の座を占める為の欺瞞策に過ぎませんでした。

ハンナラ党が特権層の免税の為の総合不動産税改変案、パートタイマーの正規職への転換実行の期間を先に延ばす非正規職法改悪案をはじめ、財閥寄りの悪法を数多く強圧的に通過させて李明博の公約覆しを合法化したのは、その一部に過ぎません。

セヌリ党に看板を替えた後は勤労基準法、期間制及び短時間勤労者保護等に関する法、派遣勤労者保護等に関する法、産業災害補償保険法、雇用保険法から成る労働改革五大法案を作って、朴槿惠の反人民の悪政を後押ししました。

選挙の度ありとあらゆる公約を並べ立てては、当選後は白を切るのがこの保守政党の伝統である事から、そこから出馬した大統領なる者も同じです。久しい前から〓〓〓*1、詐欺党と呼ばれた自由韓国党が素知らぬ顔をしてまやかしの手を使っていますが、根深い悪習を絶対に捨てられません。

自由韓国党は政権の座を窺う前に、民心欺瞞の大元締めを後押しし数々のインチキで南朝鮮人民を搾った罪から反省すべきでしょう。

（時事評論）