根っこになろう

根っこになろう

青い大地に育つあの木は
根っこがあってこそ花咲き実がなる
みなが根っこのように国を支えるならば
われらの国は世界に輝く

この歌は共和国のピョンアン北道*1パクチョン郡*2のパクチョン絹織物工場の品質管理部に勤めているチョン・ヨンオクさんの手帳に書かれてある朝鮮の歌「根っこになろう」です。

チョンさんはこの歌と共に国を支える根っこのように一生を尽くしています。チョンさんはパクチョン郡では人民軍支援で模範を示している女性として知られています。

10数年前のある日、チョンさんはテレビを通してオソン山*3の険しい崖道を登って人民軍部隊を訪れる偉大な金正日総書記の姿を見ました。そして一家の幸せに満足していた自分を振り返ってみました。チョンさんは社会のために微力ながら尽くしたいと思いました。

品質管理部のウォン・ウンソンさんのお話です。

「チョン・ヨンオクさんは品質管理では一度の手落ちもなく、良質の布の生産に大いに寄与しています。工場のみながチョンさんのことを素朴でありながらまじめな人だと口をそろえて言っています」

チョンさんは自分が受け持っている仕事だけで満足していません。自分を育ててくれ、一家の幸せを見守ってくれるありがたいこの国のためにもっともっと尽くしたいと思いました。

それで人民軍を支援しようと決心し、家で豚を飼育し始めました。仕事が終わってから、また休みの日にも豚の飼料を用意するため、地道に働きました。夫も妻の決心を支持し、積極的に手伝いました。

ウォンさんのお話を続けて聞いて見ましょう。

「チョンさんは家で豚を三ヶ月に五頭ずつ飼育して年（ねん）に豚肉を一トンずつ生産し、人民軍部隊に送っています」

人民軍支援の中、歳月も流れて息子が中学校を卒業することになりました。チョンさんは息子を人民軍に入隊させました。息子が人民軍に入隊する日、チョンさんはこう話しました。

「国を支える柱になるように」

国の守りについた息子と共に人民軍軍人を支える強い根っこになるのがチョンさんの思いでした。敬愛する金正恩元帥は人民軍の支援で模範を示しているチョン・ヨンオクさんに感謝を送りました。

チョンさんのお話です。

「人民軍の支援は家風となっていますのでこれからも愛国の一念で代を次いで続けようと思っています」