末永く輝け、凱旋門

末永く輝け、凱旋門

8月15日は、偉大な金日成主席が抗日革命闘争を繰り広げて、国の解放の歴史的偉業を成し遂げた有意義な日です。

マンギョンデから凱旋門まで

日本帝国主義に踏みにじられ、塗炭の苦しみをなめる国と民族の運命を救うため、金日成主席は国を取り戻す大志を抱いて、チュチェ14（1925年）1月、故郷のマンギョンデ*1を後にし、革命の道に出で立ちました。従来の運動家とは全く異なる道、人民の中に入ることから革命活動を始めた主席は、チュチェの深遠な真理を明らかにし、革命実践に見事に具現しました。

主席は、朝鮮革命は朝鮮人民自らの力で、朝鮮の実情に即して行わなければならないという自主的立場に立って独創的な武装闘争の路線を示し、朝鮮初のチュチェ型の革命的武力を創建しました。国家的な後方も、正規軍の支援もなしに完全武装した日本帝国主義の100万の大軍と決死の戦いを繰り広げた抗日革命戦争は、世界の戦争史上類を見ない最も厳しい闘いでした。

主席は、その日々に朝鮮人民革命軍を政治的・軍事的にしっかりと準備させ、ペクトゥの広野で神出鬼没の遊撃戦術と戦法をこなして日本侵略者に死と恐怖を与えました。国の解放を間近に控えた歴史的な時、朝鮮人民革命軍の総攻撃に人民挙げての蜂起と敵背連合作戦を結合させる戦略的構想を練り、その実現のために尽力しました。

こうして、国中に秘密のベースキャンプと国内抗争組織が多く増え、朝鮮人民革命軍を中核的な指導勢力とする人民挙げての抗争で国の解放を達成する準備が整いました。主席が下した最後の攻撃命令によって、朝鮮人民革命軍の各部隊は怒涛のごとく進撃して日本侵略者を撃滅し、これに応えて、国内の人民武装隊と武装蜂起組織は至る所で日本の統治機関の襲撃、破壊活動を猛烈に繰り広げました。

主席の優れた導きの下、朝鮮人民は日本帝国主義を敗北させ、チュチェ34（1945年）8月15日、国の解放の日を迎えました。10代にして故郷のマンギョンデを後にし、厳しい抗日革命闘争を繰り広げて邪悪な日本帝国主義を打ち破り、国に凱旋した主席は、モラン峰*2の麓の当時のピョンヤン公設運動場で歴史的な凱旋演説を行いました。

国の解放をもたらした金日成主席の不滅の業績を末永く伝えるため縁のあるここに凱旋門が建てられました。

凱旋門に秘められた気高い志

凱旋門は、高さ60メートルの雄大な石造建物で、4面の中心に四方に通じるアーチ型の門があります。主席の革命活動の歴史を見せる「1925」、「1945」の年代と共に、「金日成将軍の歌」が刻まれています。

凱旋門のテーマは「金日成将軍の歌」です。はっきりとしたテーマ、壮大華麗な佇まいの凱旋門には、気高い志が秘められています。

チュチェ思想塔凱旋門管理所のキム・ジョンニョさんのお話です。

「偉大な金日成主席の不滅の革命的業績を末永く伝える凱旋門の建設を発案した偉大な金正日総書記は設計図を見て細やかに指導しました。用地だけを見ても、ピョンヤン市の入り口やアクセスがよく、空き地の所に建てるべきだと考えていた関係者に、凱旋門を建てる目的は主席の偉大さを子々孫々伝えるところにあると言って、その位置を主席が凱旋演説を行ったモラン峰の麓に見立てました。そして、凱旋門のテーマは不滅の革命賛歌『金日成将軍の歌』だとし、歌詞を刻む面と書体、字のサイズまで教えました」

総書記の細やかな指導の下、凱旋門は日本帝国主義に奪われた国を取り戻す誓いを固めて幼少にして革命を始め、抗日血戦を繰り広げて国を解放した不世出の愛国者、民族の英雄である金日成主席の不滅の革命的業績を重みを持って表すよう建てられました。

凱旋門はチュチェ71（1982年）4月、主席の生誕70周年を迎えて完工しました。国を解放した金日成主席の業績は凱旋門と共に子々孫々伝えられるでしょう。