朝鮮労働党の存在方式

朝鮮労働党の存在方式

人民大衆と渾然一体を成している朝鮮労働党は創立当初から今までの数十年間、誇らしい勝利の歴史を綴ってきました。その歴史を紐解いてみますと、そこには労働党を負けを知らない党につくるために心血を注いだ偉大な金正日総書記の足跡が歴々と印されています。

ある年の夏にあったことです。当時、金正日総書記は猛暑もいとわず、ある工場を現地指導していました。工場の各所を詳しく見ていた総書記は花壇の美しく咲いた花々を眺めて、随員の1人に、蜂と蝶がたくさん飛んでくる花とそうでない花があるがそのわけは何かと聞いてみました。

例の人は花々を注意深く見ました。案の定、ある花には蜂と蝶が相次いで飛んできますが、ある花には蜂が見えませんでした。総書記はその人に、ちょっと見たところではどれもこれもかぐわしい花のように見えるが、蜂と蝶の動きからして、香りのある花とない花が簡単に分かれる、と言いました。

そして意味深長な語調で、こうした道理は人間の生活にもそのまま作用すると言いました。香り漂う花に蜂と蝶が飛んでくるように、人間性と人情味は真の人間を見分ける人間の香りだという貴い真理を悟らせる話でした。

暫くして総書記は、党と人民大衆との関係も道理は同じだとし、党と人民が渾然一体を成して初めて、革命に勝利することが出来る、そのためには党活動家が熱い人間愛を持って、人民に奉仕するべきだ、これは朝鮮労働党の存在方式だと言いました。

物事1つ、自然現象1つを見てもこのように偉大な哲理を教え諭す総書記の英知は例の人を大いに感服させました。

人民への滅私奉仕を存在方式とする朝鮮労働党は永遠に必勝不敗の党の威容を世界に轟かせるでしょう。

（偉人伝）