朝鮮の声郵便箱240519

「朝鮮の声」郵便箱 2024.05.19

姜成姫（カン・ソンヒ、カン・ソニ）：「朝鮮の声」放送へようこそ。

ソン・ジョンチョル：「朝鮮の声」放送へようこそ。

姜成姫：この頃の平壌は昼の気温が上がり感想気味の毎日が続いていますが、皆さんの地方では如何ですか？

ソン・ジョンチョル：そうですね。20日が小麦や麦が熟するという『小満』の日ですからそれもそのはずですが、しかしながらこの春は時々雨の日もあって穀物には丁度良い季節ではないでしょうか。

姜成姫：はい。さてこれまで多くの視聴者の方々から放送の為になるご意見が沢山寄せられましたね。

ソン・ジョンチョル：はい。放送のジャンルと内容を豊かにするのにとても役に立つご意見でしたね。

姜成姫：そうです。中には福岡県のふなこしたかおさん、ふなこしたかおさんも居られますが、ふなこしさんからは「美術作品を沢山紹介して欲しい」とのご要望がありました。で、今日はそのご要望にお応えして豆画家を一人ご紹介しようと思います。

ソン・ジョンチョル：今年の2月、偉大な金正日国防委員長の生誕*182周年記念の全国デッサン祭典に入賞した鉛筆画『私達のマンリギョン』、『私達のマンリギョン』を創作した女生徒です。マンリギョンは「万里の鏡」という意味です。

昨年12月、共和国の偵察衛星マンリギョン1号*2の打ち上げ成功のニュースが伝えられました。その朗報に国中が大きな誇りと喜びに包まれましたが子供達も例外ではありませんでした。

鉛筆画『私達のマンリギョン』は街頭の新聞の掲示板を取り囲んだ生徒達がマンリギョン1号の打ち上げ成功を報じた少年新聞を見て、拍手し小躍りする姿を繊細にリアルに描いたものです。この鉛筆画は現在平壌の牡丹峰区域*3の凱旋高級中学校3年生のクァク・ヨンミョンさんの手になるものです。

昨年クァクさんは2024年2月に開かれる全国デッサン祭典に作品を出品しようと思いテーマを模索しました。そうする内にマンリギョン1号の打ち上げ成功のニュースに接し、そのニュースが載った少年新聞を見て喜ぶ生徒達の姿を目の当たりにして受けた感動を絵に表わす事にしました。

クァクさんの先生と親達はその決心を支持してくれました。クァクさんの直向きな努力と先生や親達の積極的な協力の中、鉛筆画は見事なまでに完成されました。

「朝鮮の声」放送の記者がクァク・ヨンミョンさんにインタビューしましたが、クァクさんはこう答えました。

「我が国の初の偵察衛星を見て喜ぶ姿を描いてみたかったです。今年2月に開かれた全国デッサン祭典で私が描いた鉛筆画『私達のマンリギョン』が金メダルに輝きました」

クァクさんは2022年2月に開かれた全国的なデッサン・書道祭典にも作品を出品して金メダルを受けた事があります。その時クァクさんは敬愛する金正恩総書記の温かい恩情の中、一点の曇りも無く幸せに育っている親の居ない子供達の姿を鉛筆画に立派に表わしました。

牡丹峰区域の凱旋高級中学校の美術教師であるチェ・グクチョルさんは、「クァクさんのエチュードはどれもが社会主義制度で幸せな生活を営む朝鮮人民の姿を描いたものだ」と言って、こう続けました。

「ヨンミョンさんは他の生徒よりも創作に熱意を示しテーマを選ぶのも独特です。普通の生活からテーマは掴めますが目に収める瞬間を先ず捉えると言いましょうか、一旦テーマが定まると絵を完成するまで寝る時間も削って創作に励むといった長所があります」

今、クァクさんは学校の美術クラブで才能を思う存分伸ばしています。

「これからも美術の勉強にもっと励んで、敬愛する金正恩総書記の恩情と日増しに膨らむばかりの朝鮮人民の幸せをより多く絵に収めようと思います。そして必ず立派な画家になるつもりです」

有り難い社会主義のこの国の発展と共に朝鮮人民の幸せと喜びは枯れる事の無い泉のように少女の画家に創作のヒントを与える事でしょう。その過程に立派な画家になろうとのクァクさんの夢は必ず実現するでしょう。

ソン・ジョンチョル：鉛筆画『私達のマンリギョン』とそれを創作した豆画家についてのお話、如何でしたか？　では皆さん、今日はこの辺で。次のこの時間にまたお会いしましょう。

（朝鮮の声郵便箱）

2024.05.19 短波放送の聞き書き