朝鮮のオリンピックの金メダリスト（2）

朝鮮のオリンピックの金メダリスト（2）

オリンピックの金メダルは、選手みなの夢で、国と民族の誇りです。朝鮮はこれまでオリンピックの射撃、ボクシング、レスリング、重量挙げ、柔道、器械体操などの種目で好成績をとりました。

朝鮮のスポーツの歴史には、オリンピック2連覇を果たしたキム・イル選手の名も記されています。チュチェ81（1992）年の第25回オリンピック競技大会で優勝したキム選手は、4年後の第26回オリンピック競技大会のフリースタイルレスリング48キロ級でも優勝し、オリンピック2連覇を果たした朝鮮初の選手となりました。

キム選手のプレーは、世界レスリング界と愛好家を驚嘆させました。当時の日本の新聞は、朝鮮のキム・イル選手が2度もオリンピックの金メダルを獲得したことについて、「世界最強と言う評判通り、キム選手のテクニックは上々だった」、「強かった4年前と同じく、全身から自信と意欲が満ち溢れていた」と報じました。キム選手は、3度もアジア選手権を獲得し、世界ジュニア・フリースタイルレスリング競技大会で金メダルを獲得したこともあります。

キム・イル選手はチュチェ85（1996）年に朝鮮民主主義人民共和国労働英雄の称号を、チュチェ81（1992）年に人民スポーツマンの称号を受けました。

（今日の朝鮮）