日本特有の小賢しい卑しい打算

日本特有の小賢しい卑しい打算

先日、日本で拉致問題担当相を兼任した内閣官房長官菅がマスコミのインタビューに答えて、「どんなに些細な機会も逃さない、拉致問題に終止符を打つ為に最善を尽くす」等と〓〓〓ような発言をしたといいます。

首相安倍も菅の任命の際、「些細な機会ももらしてはならない」と言ったといいます。これを通して最近日本の反動勢力が、何としても拉致問題を前面に押し立てて国際社会の注目を集めようと躍起になっている事が分かります。

これまで日本の反動勢力は折に触れて拉致問題を持ち出し、これを国際的な問題にしようと騒ぎ立てました。時と場所外れの拉致問題云々に多くの国がうんざりして剣突を喰わせたものの、とても執拗です。それで所謂「拉致問題担当相の任命」の時も、またもや拉致問題を持ち出したのです。

これは日本特有の小利口で卑しい打算からのものです。日本は国際社会が認める特大の反人倫の犯罪国です。旧日本軍性奴隷犯罪をはじめ二十世紀日本が、朝鮮をはじめアジア諸国の人民を相手に働いた数々の血生臭い罪は枚挙に暇がありません。

過去、日本帝国主義によって不幸と苦痛を強いられたアジア諸国の人民は勿論、欧州と日本の同盟国だというアメリカまで日本の過去清算を強く求めています。困り果てた日本は自分に向けられた国際社会の厳しい目を逸らす為、拉致問題をやかましく云々しているのです。前後も弁えない政治の矮人の卑劣な仕様？だと言わざるを得ません。

拉致問題に於いても日本は朝鮮人民に拭いきれない罪を犯した国です。旧日本軍性奴隷の運命を強いられた20万人の朝鮮人女性と、侵略戦争の弾除けに駆り出され中世そのままの奴隷労働をさせられた840万人以上の朝鮮の青少年は、他ならぬ日本帝国主義によって強制連行・拉致・誘拐されて計り知れない不幸と苦痛に遭いました。

拉致問題の最大の被害者は朝鮮人民であり、最大の犯罪国は日本です。

日本が〓〓〓も為すべき事も知らずに今のように拉致問題で自分の血生臭い罪を覆い隠そうと企んでいるようでは、いつになっても道徳的に低劣な政治の矮人の汚名を雪ぐ事が出来ないでしょう。

（時事評論）