日本当局者の無分別な言動

日本当局者の無分別な言動

共和国の大陸間弾道ロケット『火星15型』のテスト発射の成功を受け、日本当局者が辺り構わず悪口を浴びせています。

先日、日本首相安倍は「このような暴挙を断じて許せない、引き続き強固な日米同盟を頼りに高度の警戒態勢を維持する」と言いました。また、「国連に緊急会議を開いて対応策を協議するよう求める計画だ、国際社会が対朝鮮制裁決議を完全に履行する必要がある」等とも言いました。日本当局者のこの発言は、日増しに力を増しているチュチェの朝鮮の底知れぬ力に怖れを為した者の虚仮威しに過ぎません。

大陸間弾道ロケット『火星15型』は、周辺諸国の安全に配慮して成功裏に打ち上げられました。朝鮮民主主義人民共和国政府声明でも明らかにしましたが、共和国の戦略兵器の開発と高度化は、アメリカの核恐喝の政策と核の脅威から、国の主権と領土保全、人民の平和な生活の為のもので、共和国の利益を侵害しない限りどの国や地域にも脅威になりません。

日本当局者の戯言は、反共和国の狂気沙汰が極みに達している事をはっきりと見せるものです。安倍が神様とまで崇めるアメリカでまで、聞き辛くて忠告する有様です。元アメリカ国防長官のフェリー*1は朝日新聞のインタビューに答え、「日本外交の失敗が招いた帰結を理解する必要がある。外交の未熟さと無分別な発言は、破滅的な核戦争に突入する条件を作る。核戦争が起きるなら、日本は第二次世界大戦に匹敵する死者を出すだろう」と警告しました。

日本が黒白転倒の世論操作に躍起になっているのは、アメリカの朝鮮敵視政策に調子を合わせて漁夫の利を得ようとの目的からです。今アメリカは、自分の戦略的利害関係から、再侵略を企む日本をアジア支配戦略実現の突撃隊に利用しようとしています。日本軍国主義者もアメリカの侵略政策に積極的に協力して、軍国主義の野望を何としても遂げようとしています。日本が、上司の共和国押し潰し策動に調子を合わせ「暴挙、警戒態勢」等と云々するのは、この為です。

先日、中国香港の新聞『大公報』は、「北東アジア地域の平和と安定を先頭に立って掻き乱すのは、日本である。朝鮮の核の危機に付け込んで平和憲法を改悪し、アメリカの戦略的中心をアジア太平洋地域に釘付けしようとしている」と非難しました。時代感覚の鈍さと過信は自滅に繋がると言います。今の朝鮮は、決して過去の弱小国ではありません。日本当局者が未だに、移り変わった現実を頑なに否定し無分別に振舞っていては、日本列島に取り返しのつかない災いを招きかねません。

（時事評論）