日曜日にまつわる話

日曜日にまつわる話

偉大な金日成主席は一生涯、人民のために献身的に尽くしました。

チュチェ58（1969）年9月21日、日曜日のことです。早朝、側近の1人を呼んだ金日成主席は農村に出て見ようと言いました。数日続きで夜遅くまで執務を取った主席の健康を案じて、例の人は今日は日曜日なのでせめて午前中だけでも休んで午後に発っては、と言いました。

すると主席は、君と一緒に働いてはや10年だが、未だに私の気持ちが分からないのか、日曜日だが現地で実態を把握し、人民に会いたい、私にはそれに越した日曜日がないと言いました。

ピョンヤンを発った主席は一日中、チョンサン里*1とオクト里*2、そしてオンチョン郡*3の各部門を現地指導し、農民に会って農業について話し合い、暮らし向きについても聞きました。

主席の日曜日の日課はそれで終わりませんでした。現地指導から帰るが早く、朝鮮労働党の創立記念日に際して党及び国家機関の人の前で行う講義案を夜通し執筆しました。

ある年は、50日間以上の日曜日の中でたった1日も休むことなく50数回に渡って国中の数十ヶ所を訪れ、ある日曜日は10余りのところを現地指導しました。こうして流れた主席の一生涯でした。

ここで、ソポ養鶏工場の主任技師リ・ヨンチョルさんのお話を聞いて見ましょう。

「戦後の困難な時、もってこいの場所に工場の用地を見立てた金日成主席は、工場が操業した1959年から晩年まで6回も工場を現地指導し、行く手を明るく示しました。日曜日の早朝にも訪ね、ある日は雨の降る夜まで工場にいて、卵の生産はもとより、不足する飼料のことにまで気を使うなど、労苦の限りを尽くしました。今、蛋白質の飼料をまかなう上で赤いミミズがとても役に立っていますが、これも、主席が晩年に工場を訪れ、産卵用の鶏1羽当たりのミミズの数まで計算して与えた課題を実行するため工場で繁殖させたものです」

生涯を通して一日も楽に休まなかった金日成主席の労苦を朝鮮人民はいついつまでも忘れないでしょう。

（偉人伝）