教育者の誇りはどこに

教育者の誇りはどこに

共和国には国の繁栄のために一生を捧げる人たちが多くいます。チュン区域*1のトンアン小学校*2のハン・ヨンオク校長も60をはるかに過ぎた今なお、教育事業に全てを尽くしている人の一人です。

チュチュ59（1970）年6月初め、ハムギョン北道*3を現地指導していた偉大な金日成主席は当時のチョンジン第1師範大学*4を訪れました。大学の各所を見た主席はハン・ヨンオクさんが生活していた大学の寮にも立ち寄りました。部屋で勉強していたハンさんは明るく微笑みながら部屋に入る主席に会いました。

主席はハンさんの手を取って今、何年生なのか、いつ卒業するか、両親は何をして、家はどこなのか、大学を卒業すれば何をするつもりなのかを聞きました。ハンさんは主席に教員になると答えました。すると主席は明るく微笑んで、教員が一番だ、教員は革命家だとし、立派な教員になるようにと励ましました。ハンさんは主席に会った栄光の日の誓いを忘れず、一生を国の未来を育てる教員になることを決心しました。

ハンさんはチュチェ87（1998）年からトンアン小学校の校長を勤めています。ハンさんは、小学生の年齢の心理的特性に合わせて授業の内容を改善するために努めました。モデル授業も行い、教員が生徒たちの作文の指導に力を入れるようにしました。その過程に、教員の資質がいっそう高まり、生徒たちの思惟、認識、発表の能力もすっかり改善されました。

学校では、作文集を作って偉大な金正日総書記に喜んでいただく生徒も増え、わが教室文学賞などの文学賞の受賞者も大勢排出しました。このようにハンさんは数十年の間、国の未来を育てる教育事業に尽くしてきました。

ハン・ヨンオク校長のお話です。

「わたしは金日成主席に誓ったとおりに励んできただけです。その私に主席のネーム入りの時計と金正日総書記の表彰状、そして功労教員、人民教員の称号も授けられました。これからも新しい世代を育てることを一歩遅らせれば、国の前進が十歩遅れるということを自覚して重責の教育事業に全てを尽くすつもりです」

ハンさんは信頼に報いる一念で、今も教育事業にすべてを打ち込んでいます。