教育者の姿（リ・グムヒ）

教育者の姿

ピョンヤンのソソン区域*1にキンジェ初級中学校がありますが、そこのリ・グムヒ校長は教育者の品格と資質向上で、生徒の実力アップを図る有能な女性です。リ校長が学校の教師みなに求めるのは二つ、高い実力と共に気高い道徳的品性です。

リ校長はこう話しています。

「生徒たちは社会主義教育制度の良さを教師の姿から感じるのです。私たち教師が生徒の前でどんな姿を見せるのか、これが生徒たちにわが国が一番すばらしく、わが国の教育が一番よいという思い、国のために熱心に勉強しなければ、と言う思いを抱かせるのです。情緒教育に力を入れ、生徒の多方面の発展を図るため様々なテーマのコンクールを多く催しています」

リ校長は生徒の読後感の発表会や作文コンクールなどを頻繁に行っています。そして、テーマを与え、趣味と素質に応じて歌や作文、絵、外国語などで発表させています。また全ての教師が科目の特性を考慮した、興味を募らせるユニークな授業の方法を編み出すようにしています。

リ校長は教師の高い実力も正しい授業の方法と結びついて始めて実効を表すものだと言い、自らこの10数年間、授業の新しい方法をたくさん編み出しました。その誠実な努力によって学校の生徒は多方面の知識を持ち、何事につけ、自主的に、能動的に当たるクリエーティブな存在に育っています。

リ校長がそのポストに就いて1年しかありませんが、その間、学校では数件のモデルとなる授業が創造されて全国に一般化し、英才教育学校への入学率も昨年に比べて著しく高まりました。

全国的な教授方法の討論会で一位になったこともあり、今は学位の所持者になったリ校長ですが、自分の成果より門下生の成長振りがもっと嬉しく思われると言っています。

リ校長のように国の立派な人材の育成に努力を惜しまない教育者は、共和国のどの学校に行っても目にすることができます。

（今日の朝鮮）