感動を呼ぶ事実、日常茶飯事

感動を呼ぶ事実、日常茶飯事

この話の主人公はパク・ソルファさん、ピョンヤン市*1ヒョンジェサン区域*2に住む女性です。

30過ぎまで健康で病院に行ったことのないパクさんでしたが、先日、急病にかかりました。午前1時から激痛が始まり、間もなく意識を失ったパクさんはヒョンジェサン区域人民病院に運ばれました。出血多量に、生命指標は、刻々と危険ラインを超えていました。

緊急連絡を受けて早朝に駆けて来た医師たちは、果たして患者を蘇らせることができるか戸惑ったと言います。カンファレンスの後、手術が行われました。長時間の手術と多量の輸血により奇跡が起きました。手術を終えた医師たちは疲れていましたが、皆の顔からして患者の母は手術がうまくいったことが分かりました。

パクさんの母、コ・チュンソンさんは語ります。

「皆は朝鮮労働党が育てた医師です。医長を始め医師たちが娘に付きっ切りで治療しました。意識を取り戻したとき、娘がこの世に生まれ変わりましたと感謝すると、患者の家族がよく協力し、患者自身の意志が強いので生き残ったと言うのでした。　娘の意志が強くて生き残ったのではありません。医師たちが生き返らせたのです。私は、娘の病気を軽いものと思い、夜が明けてから病院に送ろうと思ったのですが、間違って娘を死なせるところでした」

10日間に渡る治療期間、医師たちは保養が肝心だとし、補い薬も持って来て真心を尽くしました。

全快して帰宅したパクさんは、感謝の手紙を関係部門の人に書き続けました。

―これまで健康だったので、社会主義保健医療制度の恩恵、無料で治療するこの制度が良いということを話で聞いただけの私でした。しかし、大手術を受け、医師たちの真心こもる治療を受けて、本当に感謝の気持ちをどう表したら良いか分かりません―

ヒョンジェサン区域人民病院のチョン・ソングン医長はこう語りました。

―パク・ソルファさんも一つの大きな家族をなしているこの社会の一員で、骨肉も同じです。当たり前のことをやっただけです―

（今日の朝鮮）