恵まれた保健医療制度の下で

恵まれた保健医療制度の下で

朝鮮では、女性の健康を国が責任を持って顧みています。産科病院のピョンヤン産院とピョンヤン産院マストパチー*1研究所、オクリュ小児病院でも、その一端が垣間見られます。

実家

テドン川*2の辺のムンス通り*3に、母親が両腕を広げて可愛いわが子を抱いているようなユニークな佇まいのピョンヤン産院があります。ピョンヤン産院は、産婦人科分野の治療と予防、その技術指導、科学研究と臨床教育及び後進養成を統一的に司る大規模な総合病院です。延べ建築面積が数万平方メートルのピョンヤン産院には、数千個の部屋と現代的な医療施設、設備、器具が揃っています。

ピョンヤン産院では、女性たちが無料治療制の恵みの中で、助産と婦人科の治療を受け、産婦と赤ちゃんは体調が正常になるまで、入院治療が義務付けられています。産後、産婦皆に蜂蜜が送られ、三つ子、四つ子の妊産婦には入院から退院まで毎日、栄養食が供給されます。女性に対する社会の配慮は全て、偉大な金日成主席と偉大な金正日総書記、敬愛する最高指導者金正恩元帥の深い思いやりを抜きにして考えられません。

ピョンヤン産院がオープンして数年後のチュチェ74（1985）年2月、金正日総書記は、ピョンヤン産院に蜂蜜を送るようにしました。この日、総書記は、国の解放前、蜂蜜が産後の肥立ちに良いことを知りながらも、貧しい労働者、農民の家庭では考えも及ばなかった、女性の苦しみを考えると、胸が痛む、と言いました。

そして、女性のために現代的な産院を建てたが、産院で産婦に蜂蜜まで飲ませるなら、とても喜ぶだろうと言って、子供たちは国の未来、希望であるが、産婦が健康であれば子供たちが健康になり、子供たちが健康であれば国の未来が明るいものだ、と言いました。それで朝鮮の女性は、誰もがピョンヤン産院を「私の実家」と親しく呼んでいます。

いっそう熱くなる愛の日差し

ピョンヤン産院マストパチー研究所で治療を受けたオ・グムヒさんのお話です。

「マストパチー研究所のお医者さんが職場にまで来て、私も感じなかった病気を早期摘発してくれたのもありがたいことですが、一日も早く手術を受けなければならない、これは共和国の保健医療制度の施策だと言って、手を引いた時、私は泣きました」

マストパチー研究所に入院した患者たちは、毎日、栄養剤を供給され、多目的レントゲンをはじめ高価な診断設備と抗癌剤などによる治療を無料で受けています。ピョンヤン産院マストパチー研究所では、オンライン医療ケアシステムが実現して、国中の女性に対する定期的な検診と乳腺症の早期摘発及び予防が行われており、効能ある医薬品も国から保障されています。それで、ピョンヤン産院マストパチー研究所は女性のための愛情の家と呼ばれ、ここを訪れた訪朝客もこのように立派な医療施設で治療を受けるのは、金正恩元帥を最高指導者と仰ぐ朝鮮の女性ならではの最大の福だと深い感動を表しています。

マストパチー研究所の医師チェ・ヨンジュさんのお話です。

「ピョンヤン産院にマストパチー研究所を建てることを発案したのは金正日総書記です。総書記は、晩年のチュチェ100（2011）年11月、ピョンヤン産院にマストパチー研究所を建てることについて教え、設計も見ました。総書記の遺訓通り、金正恩元帥は、マストパチー研究所を遜色のない立派なものに建てるために、猛暑もいとわず建設現場を訪れ、工事の懸案を全て解決してくれました。そして、チュチェ101（2012）年11月、新築されたピョンヤン産院マストパチー研究所を訪れて、満足の意を表し、女性の健康について重ね重ね言いました」

このように、女性の健康増進のためなら何も惜しまない不世出の偉人たちの恩情は果てしないものでした。世紀を継いでいっそう熱くなる偉大な人民愛によって、今、朝鮮の女性は治療の心配なく幸せに暮らしています。

子供たちの姿に映る女性の幸せ

女性の幸せは、子供たちの健康と明るい笑みにあります。子供たちを病気を知らずに元気に育てたい母親の思いそのままの朝鮮労働党の計らいによって建てられたのがオクリュ小児病院です。

オクリュ小児病院のキム・ウンソンさんのお話です。

「病院の治療室と手術室はいずれも最新の医療設備が完備し、入院中の子供たちが中断することなく授業を受けられるよう教室も設けられており、屋内の遊び場、屋外休憩場、そして、ヘリポートまで作られています。オクリュ小児病院は、敬愛する最高指導者金正恩元帥の深い思いやりと献身的な労苦によって建てられました」

豪雨を突いて病院の建設現場を訪れた金正恩元帥は、子供たちを元気に育てたい母親の心を推し量って、世界に誇るだけある病院に建てるために腐心しました。そして、チュチェ103（2014）年3月、病院を訪れて、子供たちが病気を知らずにすくすく育つようにするためオクリュ小児病院を建てたとし、病院の管理、運営上の些細なことも即座で解決してやりました。

小児病院で、女性たちは自分だけでなく、子たちの明るい笑みがどのように守られ、育まれているかを胸熱くかみ締めています。先日も、先天性疾病で将来が期待できなかった山村の子供が、オクリュ小児病院で1ヶ月余り治療を受けて、完治しました。その時、母親は、肉親にも勝る愛情で娘に明るい笑みを与えた労働党の恩情がありがたくて、熱い涙を流しました。

太陽がなければ豊かな花園を考えられないように、偉大な太陽の懐があって、朝鮮の女性は幸せの絶頂を極め、時代の美しい花として満開になっているのです。

（偉人伝）