息子娘、兄弟となった思いで

息子娘、兄弟となった思いで

国中が1つの大きな家族のような朝鮮では、助け合い、導き合いながらむつまじく暮らしている人々の美談が数知れず生まれています。

保健省製薬工業管理局直属の総合薬局の従業員も、ピョンヤン市内の戦争参加者と戦傷栄誉軍人の息子と娘、兄弟となった思いで、その人たちの健康にいつも深い関心を払っています。ここの従業員は「戦争参加者と戦傷栄誉軍人の健康管理台帳」を作って、その人たちの病状に合う補い薬を用意し、日常的に供給しています。

キム・ジョンオク支配人のお話です。

「今の幸せな生活を守ってくれた戦争参加者と戦傷栄誉軍人を社会的に推し立て、優遇し、生活で何の不便も感じないよう誠意を尽くすのは、私たちの世代の当然の本分だと思います。それで私たちはその人たちのための健康管理台帳を作って健康状態を詳しくチェックし、必要な薬を送っています」

いつでしたか、一日の仕事を総括し、その台帳を開いてみたキム支配人は1人の戦争参加者に補い薬が送られなかったことを知りました。体の具合が悪くて翌日、息子を送ると連絡が来たとのことでした。キム支配人は薬を持ってすぐ薬局を出ました。

夜中に家を訪ねて来たキム支配人を見て、戦争参加者とその家族は深い感動を覚えました。戦争参加者と戦傷栄誉軍人はこのようにしきりに訪ねて来て健康状態を詳しくチェックし、高価な補い薬も持たせて温かく見守ってくれるキム支配人と薬局の従業員を娘、姉と親しく呼んでいます。

ポトンガン区域*1リュギョン第1洞*2に住んでいる戦傷栄誉軍人のシン・グムチョルさんはこう話しています。

「私のような戦傷栄誉軍人と戦争参加者の健康を案じて、色々な薬品と副食物を持ってしきりに家を訪ねている薬局の従業員を見るたびに、やはり人民のために働く人たちが違うという思いがします。社会主義のこの国が一番だと声高らかに叫びたい気持ちです」

その通りです。仁愛の徳がみなぎるむつまじい1つの大きな家族となって、誰もが戦争参加者と戦傷栄誉軍人の実の息子娘、兄弟となっているのが共和国の現状です。

（偉人伝）