恩情の足跡は水泳館にも

恩情の足跡は水泳館にも

ピョンヤンのリョンナム山*1のふもとに、金日成総合大学が位置しています。金日成総合大学には、立派なつくりの水泳館があります。

偉大な金正日総書記は、金日成総合大学の教職員と学生のために立派な水泳館を建ててあげようと、前々から気を使いました。それで、国際競技も行える素晴らしい水泳館が新築され、ここで教職員と学生は身体を鍛え、憩いのひとときを過ごしています。

チュチェ98（2009）年3月、金正日総書記は新築された水泳館を訪れました。そして、水泳館を利用する教職員、学生の便宜を図って細やかな関心を向けました。

総書記は玄関のドアに欠点があることを見つけて、水泳館には大勢の人が出入りするので、自動ドアを設置すれば水泳館の室内温度を保障できる、と言いました。また、木材の椅子の代わりに、火炎消毒もできる石材の椅子を置き、シャワー室と通路の間に敷居を作ることなど、プールの管理、運営のためのいろいろなことを1つ1つ指摘しました。

続けて、エレベーターのあるジャンプ台まで設置すれば、金日成総合大学にふさわしい水泳館と言えると言って、観望エレベーター付きのジャンプ台を取り付けるようにしました。

数ヵ月後の9月のある日、金正日総書記はまたもや水泳館を訪れました。プールをどう運営しているか見たくて来たと言って、総書記は遊泳を楽しむ学生たちの姿を明るい微笑を湛えて眺めました。

そして、新しく設置したジャンプ台から飛び込んで身体を鍛える学生たちの姿を見て、次の世代の明るく朗らかな姿に、正にわれわれの喜び、幸せがあり、革命を行う甲斐がある、と言いました。

金日成総合大学の水泳館のリ・グムジュさんのお話です。

「今も、私たちの耳には、学生たちのためにまた1つの立派なプールを建てたと喜びに満ちて話していた金正日総書記の優しい声が聞こえてくるようです。私たち教職員と学生に立派な水泳館を与えるために、自分の苦労はものともせず、学生の幸せな姿に喜びを求める総書記のような優しい父はこの世にまたといません。私たちは水泳館の管理と運営をきちんと行って、総書記の恩情に報いる一念に燃えています」

（偉人伝）