恋しさを募らせる花の祭典

恋しさを募らせる花の祭典

偉大な金日成主席の生誕日の民族一番の祝日である太陽節を迎えて、ピョンヤンで第20回金日成花祭典が盛況の内行われています。その祭典の模様を伺ってみましょう。

1階のホールに入ると正面に革命の大成人で、不世出の愛国者である偉大な金日成主席と偉大な金正日総書記の明るい笑顔を描いた美術作品が掲げられています。そしてその両側に「金日成将軍の歌」と「金日成主席は永遠に私たちと共に」の歌の歌詞がレリーフされていて、来客の感動を呼んでいます。

朝鮮金日成花・金正日花委員会のソン・グァンピルさんのお話です。

「この4月12日に始まった第20回金日成花祭典には武力機関をはじめ、80余りの委員会、各省、中央機関と各階層の勤労者、そして青少年が意義深い太陽節を迎えて、金日成主席への切なる思いを胸に、真心を込めて花咲かせた2万4000本の金日成花が展示されています。また各国と国際機構の駐朝代表部、友好･連帯団体と不滅の花普及後援会の会員たちの真心が込められた展示台も見られます。特に朝鮮駐在インドネシア共和国大使館で用意した展示台は異彩を放ちます。今度の祭典は4月19日まで予定されています」

では2階に上がってみましょう。主席への切なる思いと燃える忠誠心が花咲かせた太陽の花、金日成花がホールを埋めつくしています。先ず人民軍軍人の限りない敬慕の念と忠誠心が込められた展示台を見てみましょう。

展示台は軍人と共にいる金日成主席の写真を掲げて、美しく咲いた数百本の金日成花で飾られています。見ていますと、軍人たちの切なる思いが伝わってくるようです。

朝鮮人民軍将校のチョ・ギョンスクさんのお話です。

「人民軍軍人と共にいる明るい姿の金日成主席の写真を仰ぎますと、人民軍の詰め所と訓練場を絶えず訪れ、軍人たちを一騎当百の勇士に育てた日々のことが熱く思い起こされます。月日がいくら経っても、主席の優しい姿は忘れられません。主席を偲ぶ軍人たちの思いが込められているのか、あの不滅の花、金日成花がもっと赤く、もっと美しく咲いたのでしょう」

満開になった不滅の花金日成花の花びらやたくましい茎には、主席への人民軍軍人の熱い思いがそのまま秘められています。軍人たちのその思いを肌で感じ、今度は最高人民会議常任委員会、内閣事務局、軽工業省、人民奉仕総局などの展示台も見ました。

どの展示台でも、不滅の花の原種の特性を生かして美しく花咲かせたその真心を称える来客の嘆声が止みません。主席生誕の地、マンギョンデを中心にして、差し登る太陽を描いた数百本の金日成花、朝鮮人民の心に大事にしまわれているマンギョンデの主席の生家と不滅の花で飾られた展示台の前で来客は厳かな感情に浸っています。

今度は世界の進歩的な人々の真心が込められた展示台です。朝鮮駐在インドネシア共和国大使館の展示台はその中でも異彩を放っています。不滅の花金日成花は今から53年前のチュチェ54（1965）年4月、インドネシアのスカルノ初代大統領が、インドネシアの有名な植物学者が研究した新しい蘭科植物に主席の名を冠して贈った偉人称賛の花です。

インドネシア共和国大使館ではボゴール植物園で金日成花に見入る主席の写真を掲げて、歳月がたっても主席を心から敬慕するインドネシア人民の思いが込められた展示台を設けました。言葉と風習は異なり、地域的に遠く離れていても主席を敬慕して止まない世界の進歩的な人々の心は変わりがありません。正に不滅の花金日成花は朝鮮人民だけでなく世界人民の不滅の太陽の花です。

3階の展示台も来客をうっとりさせています。思想性、芸術性、造形芸術の面が完璧な展示台がユニークに設けられています。左右のバックパネルに「偉大な党の導きに従ってわが国、わが祖国をさらに富強にしよう！」、「偉大な金日成主席と金正日総書記の願い通りに、わが国を天下第一の強国、人民の楽土に建設しよう」と言う文字が書かれ、チュチェの朝鮮の生命である一心団結と自力自強の威力によって、富み栄える天下第一の強国を建設して、主席と総書記の願いを必ず実現する軍隊と人民の燃える誓いをそのまま示しています。

第20回金日成花祭典は金日成主席への人民軍軍人と人民の限りない敬慕の念が溢れる偉人敬慕、偉人称賛の花の祭典そのものです。

（今日の朝鮮）