忘れられない金正日総書記

忘れられない金正日総書記

6月19日は、偉大な金正日総書記が朝鮮労働党中央委員会で活動を始めてから48周年になる日です。

歴史のこの日を迎え朝鮮人民は限りない敬慕の念を胸に、人民のために捧げた総書記の生涯を胸熱く振り返っています。金正日総書記の生涯はひたすら人民に尽くした生涯でした。

党中央委員会で活動を始めた当初から総書記は、母親が子を愛するように人民を心から愛し、人民のために献身的に尽くすようにと教えました。そして、一つ一つの政策を立て法律を作っても人民の考えと求めていることを受け入れ、家を建て工場を建設しても人民の利益を先に思うようにしました。

1979年4月、ある酵母生産工場の建設についての協議会の時のことです。一部の人は、国の財政事情を考えて、工場の建設を後に延ばしてはとの意見を出しました。

その時、総書記は勿論、工場を建てるためには見積もりをして見るべきです、しかし人民に幸せをもたらすものなら国庫金をはたいてでもすべきです、人民のためなら打算を先立たせてはならないというのが私の算数で朝鮮労働党の計算方法です、といいました。

人民に対するこのような揺るぎない立場と意志の持ち主なので、立ちはだかる困難を乗り越え、ひたすら人民のため献身的に尽くしてきた総書記でした。

ピョンヤン・ステビア加工工場のリ・ヨンス支配人のお話です。

「金正日総書記が訪れた2011年9月8日のことが今も忘れられません。生産工程を見た総書記は、ステビアの粉は食品に入れても色と味を変えないだけでなく糖尿病、高血圧、腎臓炎などの治療薬に使われます、このような甘味料をより多く生産して人民がそのお陰を被るようにしなければなりません、といいました。人民の食生活と健康増進に役立つ甘味料の生産をもっと増やそうと総書記は工場を訪れたのです」

ピョンヤン第1百貨店のチョン・ミョンオク支配人のお話です。

「金正日総書記は昨年7月、第2回ピョンヤン第1百貨店の商品展が催されている百貨店を訪れました。総書記は、一階に展示されているミネラルウォーターの瓶を一本取って詳しく見、本当に上出来です、人民が好んでいますかと尋ねました。人民が好んでいるとの答えに総書記は、人民が何時でもミネラルウォーターを飲めるよう切らさずに販売すべきですといいました。一つの商品を見ても先ず人民が好んでいるのか、人民が好むものはいっぱいに積んでおいて販売するようにと念を押す総書記の言葉に、熱い人民愛を感じ、本当に感激したものです」

農村と工場、発電所と養鶏場など国中の到る所に記された総書記の献身の労苦は計り知れないものです。実に、金正日総書記が何事につけ、まず考えたのは人民、人民でした。ピョンヤンの街を走るバスにも人民の交通の便宜を図ろうとの深い配慮がこめられており、サービス網と住宅にも人民への思いが宿っています。

サリウォンミゴク協同農場の農場員キム・グァンソンさんのお話です。

「金正日総書記はミゴク協同農場に農場員の住宅が新築されたとの話を聞いて、多忙な中にも時間を割いて農場を訪れました。さまざまな形の住宅を見て回っていた総書記が家にも寄りました。新居入りしたわが子の家を訪ねた親の思いで雨漏りはしないか、寒くはないか、子供たちがしっかり勉強しているかなど、細やかに顧みたのが昨日のことのようです。その総書記が人民を訪ねていく列車の中で殉職したのですから、悲しみをなんと言い表して良いか分かりません。農民たちがモダンな住宅で暮らすようになったのが嬉しくて嬉しくて、来る度に新築の家をみんな見て下さった総書記です」

これはミゴク協同農場に限った話ではありません。天涯に連なる村と言われるランリム郡*1の僻地、ハムギョン北道*2のキルチュ*3という農場、東海岸の住宅地を問わず国中の何処にも総書記の配慮は行き届いています。それで国中の人皆は総書記のやさしい姿、その献身の足跡が思い起こされ、敬慕の歌を高らかに歌っているのです。

素晴らしい家に立ち寄っても
人民の意見を聞き
美しい公園に行っても
人民のことを聞く
どこへ行っても誰に会っても
将軍が聞くのはいつも人民のこと

わが子を思う母親のように人民のためにそれほどまでに心血を注ぎ、身を粉にした偉大な父の生涯を千年、万年経っても忘れることができるでしょうか。

朝鮮人民は、金正日総書記の恩情を胸に秘めて、総書記の生前の願い通り社会主義強盛国家を必ず建てるでしょう。