人民愛の権化

人民愛の権化

人民の望みなら空の星をも取ってき、石の上にも花を咲かせるべきだというのが、偉大な金正日総書記の人民愛の気高い意志でした。政治の目的も人民への愛情、愛国と革命も人民への愛情と信頼を起点にした総書記はまさに人民愛の権化でした。

ピョンヤン第1デパートのチョン・ミョンオク支配人は語ります。

「良質の国産品を見て喜ぶ人々を見ていますと、総書記に見えた栄光のその日が目の前に浮かんできて、胸にジーンと来るものがあります。どの売り場に行って見ても人民が喜んでいるかと優しく聞いた総書記の姿が思い出され、涙を抑え切れません」

チュチェ100（2011）年7月10日、金正日総書記は地方の現地指導で積もり積もった疲れを癒すまもなく、人民の生活向上のため、盛況だった第２回ピョンヤン第1デパートの商品展示場を訪れました。

当時、展示場には、ピョンヤンと地方の軽工業工場、企業、関連部門、ピョンヤン市内のデパート、日用品総合商店の利用生産班など多くのところで生産した1400種、350万点の良質のいろいろな軽工業製品が出品されました。

展示場で総書記は、良質の国産品が所狭しと売り場に陳列されているのを見て本当に喜びました。すばらしい軽工業製品が、人民により多くあたる明日を描くのか、総書記は満面に微笑をたたえて、リョンアク山ミネラルウォーターの陳列台の前で歩みを止めました。

しばらくの間、ミネラルウォーターのボトルを詳しく見た総書記は、同行の人たちに、この前、リョンアク山ミネラルウォーター工場を現地指導しながら、ボトルが大きすぎると言ったが、このように小さいボトルに入れて売るのでほんとうによいとし、ふと、カンソ鉱泉水はどこにあるのかと聞きました。

案内を受けてカンソ鉱泉水の陳列台に来た総書記は、直接、その瓶を手に取り、生産の状況について聞きました。同行の人たちは、新たに発見した鉱泉水の湧き出るところからは湧出量が多く、炭酸ガスの含量も非常に高いので質が上がったと話しました。

総書記は笑顔で、難関にはぶつかったが、災いを転じて福となした、と豪快に笑いました。日本で起きた大震災のため消えうせたカンソ鉱泉水でした。総書記があらゆる措置を講じ、60日めに元よりも優れた鉱泉水が出始めたのです。このように、ミネラルウォーターと鉱泉水にもその人民愛が秘められているのです。

総書記は、化粧品の陳列台で、人民が喜ぶという話を聞いてあまりにもうれしくて、シンイジュ化粧品工場とピョンヤン化粧品工場が質の改善で競うようにすべきだ、女性たちが好む宝石をちりばめたヘアピンを手にしては、国産品のヘアピンが見た目にも良く、質も高い、女性たちがとても喜ぶだろうと言いました。

長い時間をかけて家具と履物、生地などすべての陳列台に足を運ぶ総書記の労苦は限りないものでした。

チョンさんのお話です。

「金正日総書記は、ピョンヤン第1デパートを共和国の日用品展示場にしなければと言い、年中、商品を切らさずに人民に売るべきだ、商品が切れたらいつでも自分に手紙を出すように、という頼みも残しました」

このように、金正日総書記は人民を心から思いやった人民愛の権化でした。

（偉人伝）