強盗さながらの侵略的書類

強盗さながらの侵略的書類

この書類は1904年2月23日、日本の侵略者によって強制締結された韓日議定書です。

中央階級的教育館リ・リュジョンさん。

「日本は『韓日議定書』を締結して、朝鮮封建政府を掌中におさめ、自分の侵略政策の実現に有利な条件をつくろうとしました。当時、日露戦争を起こした日本は、戦争を口実にして朝鮮に膨大な侵略武力を駐屯させていました。これを笠に着た日本の侵略者は、軍事的脅威によって『議定書』の締結に反対する朝鮮封建政府の官吏を取り除き、『韓日議定書』を強制締結しました」
チュチェ109（2020）年1月に撮影

日本は韓日議定書で、「朝鮮政府が政治改善に関する日本政府の忠告を受け入れ、この協定に反する第三国との条約を結ぶ事が出来ない」と規定しました。また、「他国からの侵害または内乱により朝鮮に危険がつくられた場合、日本が必要な措置を執り、朝鮮封建政府は日本の行動に充分な便宜を提供し、軍事戦略上必要な地点をいつでも収用出来るようにしなければならない」と規定しました。

「『韓日議定書』は朝鮮を侵略戦争の場とし戦争遂行の思い負担を朝鮮人民に転嫁し、朝鮮を完全な日本の植民地にするための条件づくりを目的とした不平等で侵略的な書類でした。国家間に結ばれる条約や協定は、相互の主権を尊重する上で相互の理解と充分な合意の下に結ばれるのが常で、またそうするのが国際法の重要な要求です。『韓日議定書』の強制締結という歴史的事実を通じても、日本の侵略者の強盗さながらの本性がよく分かるということです」

（時事評論）