張り合いある兵士時代を思う

張り合いある兵士時代を思う

ポトンガン区域*1にあるプルグンゴリ*2小学校の教員キム・ソルギョンさんのお話です。

「毎年、朝鮮人民と朝鮮人民軍の軍人たちは、敬愛する最高指導者金正恩委員長を朝鮮民主主義人民共和国武力の最高司令官に戴いた日である12月30日を誇りに満ちて迎えています。不抜の軍事力を固め、共和国の尊厳を最高の境地に引き上げた金正恩委員長です。女性の海岸砲兵だった私も、人一倍、感無量の面持ちでこの日を迎えています。今も、金正恩委員長に初めて見えた兵士時代のことが忘れられません。中学校を卒業した私は、国中に知られた柿の木の人民軍の中隊*3に入る幸運に恵まれました。中隊が柿の木に覆われていると言って柿の木の中隊と呼ばれているところです。

チュチェ101（2012）年8月23日、金正恩委員長が中隊を訪れました。中隊には、偉大な金日成主席と偉大な金正日総書記の不滅の足跡が印されています。この中隊で、金正恩委員長に見えたのですから、みなの感激は言い知れぬものでした。金正恩委員長は、「万歳！」を叫び、熱狂的に歓呼する私たちに社会主義の国を固く守るものとの期待を込めて、双眼鏡と自動小銃を手渡し、みなと一緒に記念写真を撮りました。

この日、教育室と兵舎、食堂、風呂つき洗面所などを見て、軍人の生活に細やかな関心を払っていた金正恩委員長は、別れを惜しむ私たちの気持ちを推し量り、一人ずつ傍に立たせて記念写真を撮りました。順を待っていた私も、委員長に駆け寄り、腕にすがり付いて写真を撮りました。最高司令官と兵士がこのように少しの隔たりもなく、親子のように親しく写真を撮るのは、たぶん他の国にはないでしょう。

中隊を発つとき、委員長は、これから、柿の木の中隊がすべての面で全軍の模範になるようにと言いました。私は、金正恩委員長に最も忠実な柿の木の中隊の兵士になることを誓いました。張り合いある兵士時代を終え、ピョンヤン教員大学に入学した私は又もや金正恩委員長に見える光栄に浴しました。

チュチェ107（2018）年1月16日、金正恩委員長が近代的なものに改められた大学を訪れたのです。私は、プールで泳いでいる姿を委員長に見せました。大学の各所を詳しく見て、貴重なことを教えた委員長はピョンヤン教員大学の教員、学生と共に記念写真を撮りました。こうして、私は金正恩委員長に2度も会って、記念写真を撮る幸運に恵まれました。その配慮に報いる一念で、私は勉強に打ち込み、大学を優秀な成績で卒業して、教壇に立ちました。

持ち場は変わったものの、委員長に限りなく忠実な兵士になろうとの兵士時代の誓いを忘れずにいる私です。張り合いある兵士時代を思うたびに、その誓いは固まる一方です。私は、金正恩委員長の人材重視、教育重視の思想を実現するため全身全霊を打ち込むつもりです」

（今日の朝鮮）