工場の現代化目指して

工場の現代化目指して

共和国北東部の東海岸沿いに非鉄金属生産地のタンチョン精錬所*1があります。タンチョン精錬所ではいろいろな非鉄金属と希金属が多量生産されています。精錬所では発展する現実にふさわしく品種拡大と実収率の向上に努めています。

精錬所の責任者、支配人のリ・サムスさんのお話です。

「これまで工場では人民生活の向上で重要な位置を占めている亜鉛と硫酸をはじめ、いろいろな製品を生産しました。今は技術を革新して鉛と銀の生産工程も新しく整えています」

精錬所ではこれまで捨てていた廃物を原料として回収利用する酸化亜鉛生産工程を新たに設けることから現代化を始めました。困難がなかったわけではありません。建物の基礎工事に必要な資材と労働力も不足し、設備の組み立てから試運転にいたる各段階での難題も一つや二つではありませんでした。

しかし精錬所の労働者たちは科学技術、イコール生産であることを肝に銘じて新しい技術革新案を生産に導入しました。回転炉の築造と設備のろ過系統とガス冷却系統の技術改造はすべて労働者たちの努力の結果です。

酸化亜鉛職場の技師、リ・ソングンさんのお話です。

「自分の力と技術で必ずやり遂げなければならないと思うと出来ないことがありませんでした。酸化亜鉛の生産工程もこのようにして生まれました。これから生産工程のオート・コントロール化を完備して品質をさらに高めるつもりです」

今、精錬所の労働者たちは国の鉱物資源を最大限効果的に利用するための新たな生産工程を整えるために知恵と情熱の限りを尽くしています。

労働者の底知れない力があって精錬所の現代化は進められ、それだけ生産でも成果が上がることでしょう。