大学の誇り―発明家クラス

大学の誇り　発明家クラス

金日成総合大学ピョンヤン医科大学には名の知れた発明家クラスがあります。臨床第1医学部の6年6組です。クラスメート11人がもらった発明証書、創意工夫証書、ソフトウェア著作証書などの証書がなんと30あまりもあります。6年前、大学に入学するとき、担任教師はこういいました。

―目標は高く、大学時代に専攻分野で解決が待たされる問題を一つずつ解決しなければならない―

その話を聞いて国の繁栄に役立つ人材になる思いで胸を膨らませた学生たちでした。英才学校で充実した教育を受けただけに学生たちはしっかりした基礎知識を持っていました。それに高い目標の達成へと後押しする担任教師の努力が加わりました。

専攻分野はもとより、外国語とコンピュータにも力を入れて二つ以上の外国語を習い、原書も耽読して知識を広め、プログラム作成の名人になりました。中でもリ・イジョンさんは情熱を燃やしました。人民軍から除隊したリさんは兵士時代のその精神で学習に精魂を傾けました。

それについてロ・ヒョクソンさんとチョン・スヨンさんのお話を聞いて見ましょう。

「在学期間、リさんの情熱に驚かされたのが一度や二度ではありません。いつも手から本を離したことがなく、夜を明したのもまた数え知れないほどです。このように優等生に、国中に知られた大学生になったのもその情熱によるものではないでしょうか」
「リさんはいつもクラスが集団主義を強く発揮するよう導きました。同じクラスで6年間、生活していますが、その間、私を始めクラスの友達は集団主義を強く発揮するとき、出来ないことはないということを思い知りました」

リさんの燃えるような探究心と率先垂範はクラスの鑑となりました。みなが助け合い、導き合いながら探求を重ねました。毎年、行われる仮設、アイデアコンクールはみなをいっそう奮い起こしました。誰もが知識と才能を残らず発揮して新しく独特な仮説とアイデアを出しました。それは集団の力で発明へとつながりました。

クラスの30あまりの発明証書は集団の努力の結晶でした。昨年3月、クラスのみなが学習と科学探求で模範を示した学生に授けられる大学生科学探求賞の受賞者になりました。大学中がクラス全員が大学生科学探求賞をもらったことを祝いました。

発明家クラス、大学生科学探求賞の受賞者クラスの誇りを胸にこの2月は、マシク峰*1でスキーキャンプを楽しみました。今は野原や山が緑に覆われていますが、学生たちはマシク峰の銀世界を忘れずにいます。マシク峰スキー場で肌で感じた社会主義制度のありがたさが脳裏に焼きついて離れません。ただただ科学と技術で国を輝かす一念に燃えています。

リ・イジョンさんのお話です。

「世界の医学界に堂々と進出する強い胆力を持っていっそう励んでまいります。私だけでなくクラスの10人みなが国の人材になるよう手伝うつもりです」