大事な時間を割いて

大事な時間を割いて

朝鮮の名だたる景勝地には、子供たちのために建てられた少年団キャンプ場があります。天下の名勝、ミョヒャン山*1のふもとにあるピョンヤン市ミョヒャン山登山少年団キャンプ場*2もその1つです。

チュチェ102（2013）年5月のある日、敬愛する最高指導者金正恩委員長がこのキャンプ場を訪れました。キャンプ場の各所で、子供たちがキャンプの日々をどう過ごしているかを見聞きした金正恩委員長は、ふと山登りに行った子供たちがいつ帰るか聞きました。

17時ごろになってやっと下りてきそうだとの答えに、早く行って、子供たちをみな連れてくるようにと言いました。そして、ここまで来たからにはみなに会って記念写真も撮らなければ、そうしないと子供たちが寂しく思うだろう、いくら忙しくても子供たちに会って見ようと言いました。

子供たちのために大事な時間を割いた金正恩委員長でした。

山を下りてきた子供たちは、小躍りして喜び、感激の涙を流しました。この上ない幸福感に包まれて涙を流す子供たちに、金正恩委員長は、泣かないで、泣いたら写真がきれいに出ない、泣かないで写真を撮ろう、と言いました。こうして、キャンプ場で楽しい日々を送っていた子供たちは、光栄にも金正恩委員長と共に記念写真を撮りました。

金正恩委員長が大事な時間を割いて子供たちを待っていたという話は今も、人々の間で広く語り継がれています。

（今日の朝鮮）

チュチェ102（2013）年5月19日、敬愛する金正恩総書記がピョンヤン市ミョヒャン山登山少年団キャンプ場*2を訪れたときのことです。

キャンプ場の各所を見て回り、帰る時間になりましたが、総書記は、子供たちと共に記念写真を撮って行かなければ、子供たちがいかにも寂しがるだろう、いくら忙しくても子供たちに会って行こう、と言いました。そして、登山に出かけた子供たちが帰って来るまで、長いこと待ちました。

当時、ピョンチョン区域カンソン初級中学校の生徒だったウン・グムヒョクさんのお話です。

「私たちは楽しい登山をしていましたが、敬愛する金正恩総書記がキャンプ場を訪れて、私たちを待っているということでした。夢寐にも懐かしかった総書記に会った私たちは、涙で頬を濡らして、声を限りに『万歳』を叫びました。総書記は、幸せの涙を流している私たちに、泣いたら写真がきれいに出ない、泣かないで写真を撮ろう、と言いました。このように、私たちは光栄にも、総書記と共に意義深い記念写真を撮りました。その瞬間は、私にとって一生忘れられない思い出として胸に大切にしまわれています」

当時の子供たちが今は、20代の青年に成長しました。でも、10年前のその日を忘れていません。

その時、敬愛する金正恩総書記は子供たちをほぼ半時間も待っていました。

（政治 - 為民献身）