国際競技で頭角を表している選手

国際競技で頭角を表している選手

2017年、朝鮮民主主義人民共和国のサッカーのMVPに10人が選ばれましたが、そのナンバーワンはピョンヤン・スポーツ団のスン・ヒャンシム選手でした。サッカー選手として背は高くありませんが、試合ごとに華やかなシュートでゴールを決め、サッカーファンの間に広く知られた女子選手の1人です。

スン選手はピョンアン南道アンジュ市の青少年スポーツ学校でサッカーをし始め、チュチェ98（2009）年からピョンヤン・スポーツ団で現役生活をしています。これまで何度も国際競技に出場して共和国チームの主力選手として活躍し、決定的な得点で、優勝に寄与しました。

チュチェ102（2013）年、中国で開かれたアジア14歳以下女子サッカー地域別選手権大会の東部地域戦はスン選手が初登板した国際競技でした。この大会でスン選手は組み別リーグ戦から決勝にいたる全ての競技で、肉体と技術の能力を余すところなく発揮して、大会のMVPに輝きました。

また2015年のアジアサッカー連盟16歳以下女子選手権大会と2016年の国際サッカー連盟17歳以下女子ワールドカップで共和国代表チームの優勝に大いに貢献しました。猛烈なスピードで相手の守備陣を崩し、ゴール前へ走りこんで得点するスン選手の見事なプレーに観客はため息を連発しました。

2016年の国際サッカー連盟17歳以下女子ワールドカップで、スン選手はシルバーボール賞を授かりました。そして2017年の東アジアサッカー連盟E1サッカー選手権大会では更に磨かれた技を披露し、特に2017年のアジアサッカー連盟19歳以下女子選手権大会では強烈なスピードと1対1の突破能力、天性の得点感覚で共和国チームの勝利に寄与し、最高得点者賞とMVPに選ばれました。

金正日青年栄誉賞の受賞者で功労スポーツマンの称号を受けたスン・ヒャンシム選手は国の栄誉を轟かせる一念で今も訓練に励んでいます。

（今日の朝鮮）