国防力を全面的に固めて

国防力を全面的に固めて

偉大な金正日総書記は国防力を全面的に固めたまたといない先軍の総帥です。1990年代、朝鮮人民が苦難の行軍と呼ばれるほどとても苦しい状況におかれていた時のことです。国の経済事情が難しくなると一部の人たちは国防工業にそれほど関心を払わなくなりました。

その時、金正日総書記は、われわれがビスケットやキャンディーのようなものは作れなくても生きられるが、国防力を固めずには生きられない、今、帝国主義者は、弱いと認められる国に対しては武力行使もためらわずにいる、われわれが国防力を固めなければ、国を守ることができない、再び奴隷になってしまう、と言いました。

総書記は、国防力を国と社会主義の運命に関わる要の問題とみなしました。それで、チュチェ84（1995）年1月1日、社会主義を守り、輝かせるためには、国防工業を発展させるべきだ、国防工業をおろそかにすればアメリカ帝国主義者に打ちのめされてしまう、目下の情勢に合わせて国の防衛力を固めるべきだ、と言いました。

そして、その翌日にも総書記は、軍事問題では、いささかの譲歩もしてはならず、敵の侵略策動を断固粉砕できるよう万端の準備を整えるべきだ、と教えました。総書記が国防工業を重視し、それに引き続き大きな力を入れるよう導いて、何もかも不足がちな困難な中にも朝鮮の国防工業は発展を続けることが出来ました。

チュチェ86（1997）年9月のある日のことです。この日、総書記は共和国の経済は重工業に基づく自立的民族経済であり、その中で国防工業が重要な位置を占める、われわれは国防工業をしっかり捉えるべきである、今のところ、われわれに大砲や飛行機などを提供する国はない、われわれは、既に築かれている経済の土台を効率的に利用して経済を盛り立て、また、人民生活を向上させ、われわれの軍需工業を固めて社会主義制度を守ることを考えるべきだ、と言いました。

当時アメリカは、国防予算を増やし、大量破壊兵器を大々的に生産していました。そういう状況下で国防工業を弱体化させるのは死を意味するものでした。国防工業を発展させることについての総書記の教えは、人々に厳しい難局を乗り切る力と自信を持たせました。

金正日総書記が、苦難の行軍の時も国防工業の発展に大きな力を入れ、その力を最大限、発揮させたのは、総書記の先軍革命指導の歴史に刻まれたまた一つの偉大な功績でした。