国の建築科学技術の発展を推し進める祭典

国の建築科学技術の発展を推し進める祭典

この5月12日から15日までピョンヤンで第14回5月21日建築祭典が催されました。祭典の名称にある5月21日という数字は偉大な金正日総書記が不朽の著作「建築芸術論」を発表したチュチェ80（1991）年5月21日を意味しています。チュチェ90（2001）年から毎年行われるこの祭典はすべての建築物を時代を代表するものに立派に建て、国の建築科学技術を発展させるのに貢献しています。

朝鮮建築家同盟中央委員会シム・ヨンハク副委員長のお話です。

「今回の建築祭典には60以上の機関が参加しました。各分野の多様な形の建築形成案とプログラム、コンテンツが展示されました。また国の建築発展に役立つ価値ある科学論文が提出され、審議を受けました」

今回の祭典は、建築設計の懸賞募集と建設部門の科学論文の発表会、建築設計の現代化に必要なプログラムとコンテンツの創作コンクールに分けて行われました。展示された建築形成案とプログラム、コンテンツに対する専門家と来場者の関心は非常に高いものでした。

わけても「船」というテーマの総合的な多機能サービス施設の形成設計や「ゴールデン・ボール」と名づけられたフットサルピッチの形成設計のような建築形成案、「新居」という知能型住宅管理システムは人気を博しました。

展示された形成案はどれもが民族性と現代性、都市の公園化と住宅の庭園化が見事に具現されたものばかりでした。祭典期間、参加者は建築形成での諸問題の解決と国の建築と建設科学技術をさらに発展させる上で収めた成果と経験を交換しました。祭典には専門家だけでなく、大学生も参加しました。

ピョンヤン美術大学工業デザイン学部の学生パク・クムソンさんはこう話します。

「私は今回の祭典で納めた経験と成果に基づいて、次の祭典を目指して新しく出発しようと思います。そして、大学生ですから、この過程を通して学習と実践を密接に結びつけ、国の頼もしい建築人材に準備するつもりです」

第14回5月21日建築祭典は建設で新たな繁栄期を迎えるべき今年に国の建築科学技術の発展を力強く押し進める意義ある契機となりました。