北と南の和解と平和の気流に逆らう隠蔽された敵対行為

北と南の和解と平和の気流に逆らう隠蔽された敵対行為

先日、アメリカ戦略司令部が、昨年11月ノースダコタ州のミノット空軍基地*1で極秘に行われた『グローバル・サンダー』核攻撃演習に、南朝鮮軍当局が初めて参加した事実を公開しました。

周知のように『グローバル・サンダー』演習はアメリカが毎年秘密裏に行う全地球的範囲の核戦争演習です。この演習にはアメリカ戦略司令部の指揮の下、戦略爆撃機B-52H型機を装備した第5爆撃連隊と、大陸間弾道ミサイル“ミニットマン3”を装備した第91ミサイル飛行連隊等が参加するといいます。

既にアメリカは2017年にも『グローバル・サンダー』核攻撃演習を通じて、この演習の主な目的の一つが共和国の核施設を打撃する為の作戦を熟達する事にあるという事を露骨に表しました。こうした演習に南朝鮮当局が、昨年の歴史的な4月27日板門店宣言と9月平壌共同宣言、北と南の軍事分野での合意書に署名しておいて共和国を先制攻撃する為の上司の核攻撃訓練に参加するのは、同じ民族に対するまた一つの裏切り行為だと言わざるを得ません。

これは南朝鮮軍部が北と南の和解と平和の気流に逆らって、アメリカと共に共和国に反対する隠蔽された敵対行為を執拗に追及している事をそのまま見せる一例に過ぎません。南朝鮮軍部はこれまで、過去の軍事的挑発の悪習を捨てず既に中断する事にしたアメリカとの合同軍事演習を絶えず行なって来ました。

この3月と4月だけでもアメリカと南朝鮮の合同軍事演習『同盟19-1』と合同空中訓練が展開され、この時刻も共和国をターゲットにした戦争演習の計画が次々と発表されています。北と南の関係発展と朝鮮半島の平和安定の保障の為に努力する事はおろか軍事的対決を追及するのは事実上、北と南の和解と協力・平和も望んでいない事を示すものです。

これまでの公開された敵対行為は言うまでもなく隠蔽された行為もやはり、同じ民族に対する我慢ならない挑発であるだけに朝鮮民族皆の更なる幻滅と憤激を呼んでいます。しきりに（仕切りに？）雲がかかれば雨が降るように、続くばかりの南朝鮮軍部の敵対行為はどんな結果を招くかは予測し難いものでありません。

北と南の和解と平和の気流に逆らう南朝鮮軍部の対決策動は、朝鮮民族皆の糾弾と排撃を免れ得ないでしょう。

（時事評論）