功を奏している食品加工工場

功を奏している食品加工工場

共和国各地に近代的な総合食品加工工場が建てられて人民生活の向上に大いに役立っていますが、ペクソン総合食品工場もその一つです。チュチェ98年、2009年4月、偉大な金正日総書記はピョンヤンのサムイルポ特産物工場を現地指導しました。

さほど大きくない工場ですが、国内の原料をもっていろいろな加工食品を生産するのを見た総書記はサムイルポ特産物工場をモデルケースにして食品加工工業を発展させることについて教えました。こうして、各道にもサムイルポ特産物工場のような食品工場が建てられました。

ピョンアン南道*1のペクソン総合食品工場はチュチェ98年、2009年12月末に操業しました。工場では、ピョンアン南道の特産物を基本原料としてビスケットとキャンディー類、麺類と餅類、野菜加工類、山菜類など10種余りの食品を生産しています。

この工場で生産される「ペクソンチョン」というラベルの食品はとても人気です。特に、トック*2といって朝鮮固有のスープの材料として使われるうるち米の粉を蒸して作った棒状の餅は、道内の住民はもとより、一度味見した人なら誰もが求めています。

工場で重点を置いているのは、すべての製品を人々がいつでも好んで求めるものに、ということです。技術者はもとより、労働者も新製品の開発に積極的に加わっており、品評会もたびたび行われています。

工場では、栄養学的価値のある添加剤を利用して健康食品もつくっています。今、この工場で生産されたものは、中央直轄工場の製品に劣らず、各道総合食品工場の食品展示および新技術発表会で評価が高まっています。

今年に入っても工場では高い生産目標を段階別に必ず実行して金正日総書記の深い思いやりが道内の人々にそのまま行き渡るようにするため励んでいます。科学技術を優先させて年初めに、統合生産経営システムを完備し、生産を積極的に推し進めています。

それだけでなく、毎月、指標別の生産計画も上回って達成しています。今、工場の人たちは、加工食品の生産アップとともに、品質向上のためみんなで知恵を出し合っています。

支配人、つまり責任者のホン・ソンメさんのお話です。

「生産を増やすためには何が何でも原料問題を解決しなければなりません。私たちは、今ある土地を効果的に利用して収穫を高める一方、新しい地肌を開墾し、また山菜をはじめ色々な原料源を探し出して生産に必要な原料を十分に確保するつもりです。さらに、生産を増やすためには工場の近代化が必須ですから、ねじれ菓子の自動包装機を導入し、トウモロコシの加工工程の完成など生産工程の近代化を一つ一つきちんと実現していきます。品質改善、多量生産、これがモットーで、道内の人々の食生活に実質的に役立つ工場に作っていこうと思っています、はい」