共和国初の託児所

共和国初の託児所

朝鮮で初めて建てられた託児所はピョンヤンの金正淑託児所です。この託児所を母体にして人民的な幼児保育教育の歴史が始まりました。託児所は、朝鮮が日本帝国主義の植民地支配から解放された後のチュチェ37（1948）年2月15日に創設されました。

抗日の女性英雄金正淑女史は託児所の設計図を描いて何度も現地に赴き、託児所を立派に作ることを教えました。そして、3月8日託児所と名をつけてやりました。女史の業績をいつまでも伝えたい朝鮮人民の思いを込めて、その後、託児所は金正淑託児所と命名されました。

金正淑託児所は、社会活動で多忙な女性のために週預かりとなっています。金正淑託児所の総建築面積は7千平方メートルで、大小の4つの建物の調和が良く取れています。建物には、寝室と遊び部屋など子供たちの生活に必要な施設が整えられた子供部屋と教育室、総合遊び場、遊泳場、踊る部屋、子供の食堂、小児病舎、医務室などがあります。庭には、屋外遊泳場とぶらんこ乗り場、滑り台などいろいろな遊具が揃っています。

託児所では子供たちの年齢と特性に合わせて、規則正しい生活と栄養の保障、運動と遊びを組織して、子供たちを丈夫に育てています。また、視覚教材を利用した朝鮮語の勉強と知能ゲーム、自然観察を通じて知能を開発させ、思考力と観察力を培っています。そして、才能に応じて、いろいろな楽器と踊りを教えています。このように、設備の充実した託児所で朝鮮の子供たちは思う存分遊び、すくすく育っています。

抗日闘争の日々、女性の闘士たちと共に託児所と幼稚園を建てて、子供たちを立派に育てる夢を描いていた金正淑女史の願いは共和国初の託児所・金正淑託児所と共に現実のものとなっています。