全てを委ねる

全てを委ねる

万物を包み込んで育てる母なる大地、千筋、万筋の小川が流れ込む母なる川・・・いかなる代価も望まず、自分の全てを捧げる母にたとえた象徴的な表現と言えるでしょう。数千万の子を抱きこんで顧みる朝鮮労働党を、人民は母なる党と呼んでいます。母なる党、朝鮮労働党、嬉しい時も苦しい時もその許へと馳せる朝鮮人民なのです。

昨年、朝鮮の北部地域が突風と集中豪雨によるひどい災害に見舞われた時のことです。突然の水害で家と家財道具、身内を失った被災地の住民は途方に暮れました。子供たちの開校の準備はどうしようか、路頭で北国の厳冬をどのように過ごせるか・・・こうした時、朝鮮労働党中央委員会のアピールが発表されました。

「労働党にとって人民の苦しみより緊急な事態はなく、人民の不幸をなくすことより重大な革命活動はない」
「巨額の資金を投じ、国全体の富を丸ごと傾けてでも、迫ってくる酷寒で被災地の人民が苦しむようにしてはならない」

間違いなく母の声でした。国中に響く母なる党の声でした。

自分の力ではどうしようもない大災難に会い、ため息ばかり吐いていた被災地の住民は、母なる党が見守っているという思いで感涙にむせびました。母なる党は、北部地域に熱い愛情を注ぎました。朝鮮労働党委員長である敬愛する最高指導者金正恩元帥は、被災地の住民に白米や肉類をはじめ食品と日用品を送り、想像を絶する大災難の中でも子供たちが中断なく学ぶようにしました。

そして、親と家を失った子供たちの心の傷を癒すため、制服とノートをはじめ学用品を送り、ソンドウォン国際少年団キャンプ場*1に呼びました。朝鮮東海岸の名勝ソンドウォンでの楽しい生活は子供たちの心の痛みも悲しみもきれいに吹き飛ばしました。子供たちは喜びの歌、笑い声を取り戻しました。

「敬愛する金正恩元帥の深い恩情をこのキャンプ生活を通して肌で感じました。正に、元帥は国中の子供たちの優しい父です」
「海や大地に果てはありますが、金正恩元帥の恩愛には果てがありません」

国中の家庭の親みなの愛情にも勝る大きな愛情、偉大な母の暖かい手を身近に感じながら、被災地の住民はひどい災難を克服することが出来ました。新居入りの日、新校舎での始業の日、被災地の住民は労働党万歳、社会主義万歳を声を限りに叫びました。そして、感激に満ちて言いました。我が家は党の胸だと！

その通りです。

偉大な朝鮮労働党の胸に人民みなが抱かれ、運命も未来も委ねて暮らしています。