優しいお父さんの愛情

優しいお父さんの愛情

「お父さん！」

国中の子供たちが敬愛する金正恩元帥をお父さん、元帥様と呼んで慕っています。嘘も偽りもない子供たちがお父さんと呼ぶのは、自分たちを一番可愛がってくれる方が、敬愛する金正恩元帥だと言うことを誰よりも良く知っているからなのです。

6月1日の国際児童デー。その日、元帥はピョンヤン愛育院を訪ねました。愛育院では両親のいない幼児たちを育てています。元帥は、ほんの何ヶ月前にも愛育院を訪ねて子供たちに愛情を注ぎました。両親のいない子供たちのことをいつも心配する元帥は、国際児童デーの日をむかえてここの子供たちのことを思い出しました。

元帥は児童デーを迎える子供たちが見たくて来たといい、児童デーをどう過ごしているかと聞きました。元帥からプレゼントをもらった子供たちは、マンギョンデ*1にある遊園地にも行き、オクリュ館*2という高級レストランで冷麺も食べ、周りの人たちの関心の中、運動会もして楽しく過ごしたとの話に元帥の口元がほころびました。

元帥が遊戯室に足を踏み入れたときでした。遊びに熱中していた子供たちが「おとうさん！」と言って一斉に走り寄りました。ころばないように、あわてないようにと気を使い、抱きつく子供たちの頬をなでながら元帥は、何の遊びをしていたんだい、美味しいものは食べたかいと優しく聞きました。愛情溢れる元帥の質問に子供たちは指を折りながら、ご馳走を食べたこと、楽しかった運動会のことを得意そうに話しました。そして、愛嬌を振りまきながら歌も歌いました。

微笑みながら子供たちの姿を見ていた元帥は、子供たちの笑い声が高く響いてこそ国中が明るくなる、子供たちが親のない悲しみを知らずすくすく育つようにしようといいました。この日、食堂に立ち寄った元帥は、夕食を食べている子供たちに、何が一番美味しいかときき、子供たちの口に合うよう、一つの材料をもってしても色々と工夫して食べさせるようにと教えました。そして、子供ひとり育てるにも手が多くかかるのに先生たちが多くの子供たちをうけもって本当にご苦労だ、子供たちが立派な科学者、スポーツマン、芸術家、軍人になるように、英雄になるようにすべきだといいました。

長い時間、子供たちと一緒にいた元帥は、来年の児童デーは新しく建てた愛育院で一緒に過ごそう、そのときまた会おう、と約束しました。子供たちは、元帥のお父さんのような思いやりに明るい笑顔で答えました。

この世で一番偉大で優しい敬愛する金正恩元帥を実の父に戴いて暮らす朝鮮の子供たちは本当に幸せです。