働き甲斐を感じる

働き甲斐を感じる

ピョンヤンに保健省製薬工業管理局の管轄する総合薬局があります。薬局でありながら薬も作っていますが、ここで生産されるコリョ薬が使用者の好評を博しています。

薬局の責任者のキム・ジョンオクさんのお話です。

「女性は普通、か弱い一家の主婦というイメージが強いでしょう。全員が女性であるこの薬局ですが、みなが一家の主婦である前に社会と集団に寄与する強い力を持っていると自負しています」

薬局の評判のコリョ薬が10数人の女性たちが自力で栽培し、生産したものだと聞いて誰もが驚きを禁じ得ずにいます。主婦の身である女性たちにそんなにたくさんのことが出来るとは、と不思議に思う人も少なくありません。

薬局の人たちがこれをし始めたのは今から20数年前のことでした。薬局を訪れる客は多いですが、薬品が足りず、もどかしく思った時が1度や2度ではありませんでした。それで、自力で薬草畑を造成し、いろいろなコリョ薬を作ることを決心しました。雑草だけが茂っていた深い山間で恐ろしさも克服し、短期間に3ヘクタール近くの薬草畑を造成しました。

ここでは薬の製造室も自力で築きました。自分の手で栽培した薬草で数十種のコリョ薬を作り出したときの喜びは言いようのないものでした。今、薬局の人たちは年に10種以上のコリョ薬を数千点も生産しています。薬局の人たちは自分たちが作ったコリョ薬を市内の参戦老兵と傷痍軍人に正常的に送っています。

キム責任者のお話です。

「薬局を訪れる人たちが社会主義保健医療制度のありがたさを胸熱く感じるときや、その人たちから送られた手紙を受けるとき、一番大きな幸福と喜びを感じます」

人民の健康増進のために、社会と集団のために働き甲斐のある仕事をしているとの誇りを持って、忙しい毎日を送っている薬局の人たちです。

（今日の朝鮮）