不滅の花に注がれる熱い思い

不滅の花に注がれる熱い思い

朝鮮で2月は暦の上では冬、つまり花の咲く季節ではありません。しかし、偉大な金正日総書記が誕生した2月16日、意義深い光明星節を迎えるこの2月に朝鮮のいずこにも不滅の花金正日花が満開になっています。

コリョ医学科学院の金日成花・金正日花温室でも数百本の金正日花が咲き始めました。コリョ医学科学院では10数年前から金正日花祭典に出品して来ました。園芸家ではありませんが、ここの人たちは毎年、金正日花を見事に咲かせて祭典に入賞しました。

特に第18回、第19回祭典では最優秀賞に輝きました。科学院の人たちは金正日花を美しく花咲かせたばかりか、展示コーナーの形や装飾用の草花の配置にも工夫を凝らしました。

その一人リャン・ウンミさんのお話です。

「私は園芸家ではありません。ただ、総書記の名を冠した不滅の花を美しく咲かせて見たい思い一つでした。このように赤く咲いた金正日花を見ていますと、総書記のことが偲ばれ、そのやさしい姿が目に浮かんでくるようです」

今年の第20回金正日花祭典ももっと有意義なものにしようと、ここの温室の栽培係は昨年の夏から丹精込めて育てて来ました。ポット苗の時から開花の時まで生育に最も適した温度と光の条件を満たすため昼夜兼行で尽くしてきました。

ところが、花茎が太くなる時期に雨や曇りの日が多くて日光条件が悪い日もよくありました。栽培を受け持った人たちは日光の効率的利用を計る一方、人工照射や施肥などを科学的に行い、生育状態の監視にポイントを置きました。また、室内でも場所によって温度が異なることを考慮して日に何度も鉢の位置を変えるなど、丹精を込めて育てました。

受け持ちの人だけでなく、院内の人みなが金正日花の栽培と管理に必要な各種の照明器具や肥料、試薬、参考書や資料などを持ってきました。また、出張から帰る時も腐植土をもってきました。不滅の花金正日花に注がれるこのような熱い思いを合わせて育て、祭典の日を待っているのです。

栽培を受け持ったキム・スンオクさんのお話です。

「10数年続きで不滅の花金正日花を育てていますが、その間、私が胸に刻んだのは花は真心を尽くしただけ、美しく咲いてくるということです。光明星節に際して開かれる第20回金正日花祭典に出品されるこの金正日花は総書記を心から偲ぶコリョ医学科学院の従業員みなの心を込めて美しく咲いています」