不法極まりないいんちき文書「韓日併合条約」

不法極まりないいんちき文書「韓日併合条約」

シン・ヨンイル：19世紀中頃、朝鮮占領を国策とした日本帝国主義者はありとあらゆる卑劣で悪辣な手法で朝鮮を植民地にし、数10年間朝鮮人民に計り知れない災難と不幸を強いました。1905年に朝鮮封建国家の外交権を、1907年に内政権を強奪した日帝は1910年には朝鮮の国土を併呑する為、所謂「韓日併合条約」を作り上げました。

朝鮮を不法に占領した日帝の悪辣さと狡猾さは韓日併合の捏造の過程を通じてもよく分かります。当時、朝鮮の首都だった漢城（ハンソン）に多くの兵力を引き入れ宮城まで二重三重に取り囲んだ日帝は、強制的な方法で「韓日併合条約」の捏造に取り掛かりました。

日帝は朝鮮封建国家の最高統治者だった純宗*1皇帝が当然作成すべき全権委任状を自分に都合よく身勝手に作りました。8月22日にはリ・ワンヨンをはじめ日本寄りの売国奴と手を組んで純宗皇帝に全権委任状の批准を強制した後、「韓日併合条約」を瞬く間に作り上げました。そして朝鮮人民の反日闘争の爆発を恐れて条約捏造の事実を隠し8月29日に公布しました。

朝鮮を日帝の完全な植民地にし朝鮮人民に数10年も計り知れない苦痛と不幸を強いた「韓日併合条約」が、日帝によって一方的に捏造され世に公布されたいかさま尽くめの文書である事は21世紀の今尚引き続き明るみに出ています。

中央階級的教育館の解説係りであるパク・ユンギョンさんのお話しです。

「2009年、『韓日併合条約』の朝鮮古文*2と日本古文が1人の書体によって作成された事が公開されました。そしてその翌年の2010年には『韓日併合条約』の両国文書だけでなくリ・ワンヨンを協定全権代表に任命する勅諭、併合条約締結を両国が同時に発表するという内容の『併合条約及び両国皇帝詔勅公布に関する覚書』等4種の文書まで何れも1人の書体によって作成された事も明らかになりました。これ等の事実は朝鮮封建政府は『韓日併合条約』の作成にまったく関与出来ず日帝の指図の下に朝鮮統監府が主体となって関連文書を捏造し、朝鮮封建政府の意思は無視されたまま強制的に公布された事を実証しています。これだけではありません。1910年8月29日に公布された併合を報せる純宗皇帝の勅諭に皇帝の署名が無い事を通しても『韓日併合条約』が不法で無効である事がよく分かります（※声は姜成姫）」

このように不法極まりないいんちき文書に過ぎない「韓日併合条約」を見せびらかして日帝は朝鮮を自分の完全な植民地にし、数10年間朝鮮人民に植民地奴隷の運命を強いました。

多くの朝鮮の青壮年が徴用・徴兵として曳き立てられて侵略戦争の弾除け・労働奴隷として虚しく青春と肉体を犠牲にし、20万人の朝鮮の女性が日本軍の性奴隷にさせられて人生を台無しにしました。

日帝は朝鮮の資源と金銀財宝を残らず略奪したばかりか朝鮮民族固有の言葉と文字・名前まで奪い、民族精神を尽く抹殺する為手の限りを尽くしました。

朝鮮人民は幾ら歳月が経っても日帝の罪を絶対に忘れず必ず高い代償を払わせるでしょう。

（世界と朝鮮―史実）

「韓日併合条約」の捏造 、「武断政治」の変種―「文化政治」、強盗さながらの朝鮮併呑、数字から見る日本の過去の罪、数字は告発する、特大の国権強奪行為、不法極まりない詐欺文書「韓日併合条約」、歴史にかつてない特大の国権強奪行為、歴史に例のない「条約」の捏造
パク・ユンギョン：朝鮮に対する犯罪的かけひきの所産