レスリングの世界チャンピオン

レスリングの世界チャンピオン

ユン･ウォンチョル選手は今年9月の2013年世界レスリング選手権グレコローマンスタイル55キロ級で優勝しました。ユン選手のプレーは、専門家やファンに深い印象を残しました。

ハンガリーのブダペストで行われた2013年世界レスリング選手権大会ではロシア、フランス、スペイン、中国など85の国と地域の強豪940人が熱戦を展開しました。大本命も目されていて、朝鮮のユン･ウォンチョル選手は専門家の関心外にありました。そのユン選手が専門家やファンの耳目を集めました。

予選ではクロアチア選手とドイツ選手、準々決勝ではハンガリー選手、準決勝ではロシア選手に圧勝し、決勝戦に出たその活躍ぶりに世界のレスリング界は驚きました。決勝戦はそれこそ驚嘆と感動に包まれた中行われました。

自信に満ちて巧みな技を駆使し、燃えるファイトで相手を守勢に陥れるユン選手。ついに相手選手を下し、栄冠に輝きました。場内を揺るがした拍手喝采と歓呼。多くの専門家と観客が賛辞を惜しみませんでした。

国際レスリング連盟の人は、ユン選手のプレーを見て朝鮮のレスリング技術が急速に発展したことが分かったと言いました。多くの専門家とファンがユン選手を囲んでサインを頼み、親指を立てて感嘆を禁じえませんでした。

欧州の選手が覇権を握っていたグレコローマンスタイルで選手権を獲得し、堂々と世界の強豪の仲間入りを果たしたユン･ウォンチョル選手。国の名を世界に馳せたユン選手は民族の誇りを募らせました。

凱旋帰国したユン選手はこう語りました。

「レスリング選手に育てた国のおかげで世界覇権を握ることが出来ました」