ルンラ島の「海」平壌の都心を流れる大同川*1の中洲、綾羅島*2にあるイルカ館です。外見からしてイルカ館である事がすぐ分かります。真夏の今ですが館内に入ると涼しい海辺に立っているようです。イルカ館には40キロ離れた朝鮮西海の海水が流れ込んでいます。 地上の観覧ホールは青い波が打ち寄せる浜辺を思わせます。波打つ海、岩に砕け散る波、満開になったハマナス、飛び交うカモメ、ステージの床も砂と同じ色でビーチそっくりです。普通、イルカ館のステージの床は海のような青色が殆どです。綾羅イルカ館も最初はそうなっていました。 完工を控えたチュチェ101年(2011)6月30日、敬愛する最高指導者金正恩委員長がここを訪れました。ステージの正面の海の風景を見た金正恩委員長は、「素晴らしい、ビビッドな描写だ」と評価しました。そして「ステージの床を砂と同じ色にしてビーチのようにし、飾り付けの岩の前にプラスチックの木々とハマナスを置けば実物の海のように見えるだろう」と言いました。 実に海辺の風景を見事に再現する妙案でした。こうして綾羅イルカ館には海が丸ごと移されました。 綾羅島の海でイルカ達が楽しい音楽に合わせて多様な芸を見せています。 人民の幸せそうな笑い声も絶える事なく響いています。 (今日の朝鮮) 2020.07.31 サイト動画の聞き書き
|