ピョンヤンの都心にある公園

平壌の都心にある公園

今、共和国のいたるところに公園が作られ、人民の文化生活に潤いを増しています。休日はもちろんのこと、一日の仕事を終えた人たちが帰宅の途中、スポーツ公園と家の近くにある公園に立ち寄り、リラックスする姿は今はすっかり定着してしまったいわば街の風景となっています。

ポトンガン区域*1にある公園も同じです。ポトンガン公園、その名の通り、悠々と流れるポトン川*2を脇に抱えているこの公園にはバレーボールとテニスのコートやローラースケートが楽しめるところまであって、ちょっとした屋外フィットネスクラブとでも言えるでしょうか。

ポントガン区域公園管理所の班長、ソンウ・ウォンギルさんのお話を聞いて見ましょう。

「近所の住民や勤労者が尋ねてきて様々な運動をやりながらリラックスしていますが、その人数は増える一方です」

バレーボール、バスケットボール、テニスの各コートは年齢もまちまち、職業も様々な人たちが汗だくで熱心に個人技を磨いています。年寄りたちは散策をしたり、運動機材を利用して体を鍛えています。

その中の一人、ポトンガン区域のポトンガンという町に住んでいるリ・ウォンピルさん、今年74歳だそうですが、ちょっとマイクを向けてみましょう。

「家のすぐ近くにこれほど立派な公園があって、運動も手軽に出来るのですから、体はもちろんのこと、心も若返るようです」

ローラースケートをするところは、笑いさざめく子供たちでいっぱいです。競争に夢中で飛ぶように走っています。チュン区域*3チャンジョン小学校4年2組のホン・イルオクさんのお話です。

「毎日ここへ来てローラースケートを楽しんでいます。始めのうちはスケートを履いて立つことも思うままになりませんでしたが、今はちょっとした技もこなせるようになりました」

大人も子供も年寄りも誰もが時を忘れて楽しく笑い、リラックスする公園、喜びと若さみなぎる公園があってポトン川の岸辺の景色はより美しく彩られています。