ニジマスの養殖

ニジマスの養殖

朝鮮労働党第8回大会では養殖を活発に行なって人民に実益を与える事が強調されました。山麗しく水清い朝鮮には至る所に温泉と泉があります。水のある全ての所で大衆挙げての運動として養殖を行なうのは朝鮮労働党の前々からの政策です。今日ご紹介するのは泉を利用したニジマスの養殖です。

ここは平安北道*1の球場郡です*2。山間部の郡ですが、ここのトンリュンという泉*3を利用したニジマスの養殖は70数年の歴史を誇っています。表面に虹のような帯があるので『虹鱒』と呼ばれるこの魚は、そもそも海水魚です。寿命は10年程で清くて冷たい水に生息します。

ここが養殖に利用される泉です。清い水がどんどん湧き出ています。水量は1秒当たり300リットルで水温は真冬も13度、ニジマスの養殖に持って来いです。水の流れに逆らう魚の姿が見えます。産卵期なのです。ニジマスの産卵期は12月から翌年の3月までです。

今、ニジマスの卵を受け取っています。人工授精も行なっていますが孵化率と生存率を高める上で、人工授精の為の正確な選別が何より重要です。1尾が普通1000乃至300個の卵を産みます。55日乃至60日後は卵が孵化します。

稚魚が独り立ち出来るまで100日間ほどかかりますが、この期間がニジマスの養殖では要の時期です。ここでは『100日間飼育システム』をきちんと立て、経験と先端技術を結び付けて稚魚の生存率を高めています。養殖の3大要素の1つである飼料問題を解決する為配合飼料の加工施設を造りました。

ニジマスの焼き魚はこの地方の自慢の料理です。脂が乗っているニジマスの焼き魚は豚肉に似ていて中々の味です。ビタミン含量が高く蛋白質も豊かなのでニジマスは保養、別けても子供の栄養に良いといいます。

朝鮮労働党の養殖政策は石だらけの球場郡をニジマスの地に変えました。

（政策）

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