チョンリマの銅像

千里馬の銅像

チョンリマの銅像は、ピョンヤンのマンスデの丘に建てられた記念碑的彫刻です。チュチェ50（1961）年4月15日、偉大な金日成主席の生誕49周年に際して建てられました。

チョンリマの銅像は、労働者と女性の農民が、翼が生えたチョンリマに乗って、空高く飛び立つ姿を表した青銅の彫刻と花崗岩からなる彫刻の台からなっています。チョンリマの銅像は、1950年代の後半、朝鮮で繰り広げられた大衆的革新運動であるチョンリマ運動をテーマにしています。

チョンリマ、千里の馬は、1日に千里も走る名馬ということで、速く走るという意味です。伝説の動物として非常に早い速度を象徴する翼が生えたチョンリマに乗っている労働者と農民はチョンリマの旗手たちの典型的な姿を見せています。

党中央委員会の手紙を高く掲げた労働者の姿には、継続革新、継続前進の気概で走るチョンリマの旗手たちの性格がそのまま表れています。労働者の後ろの稲束を抱えた女性の農民の姿には、労働者階級と固く団結して、チョンリマを駆る勢いで力強く進む農業勤労者の典型の性格が具現されています。

チョンリマを記念碑として表したのは、チョンリマ運動の非常に早いスピードをリアルに表現しています。頭をもたげてぐっと曲げた前足と雲を後ろに思いっきり跳ね返す後ろ足は、雲の上を飛ぶチョンリマの強い律動をあらわし、遠くで見ても前進と飛躍の気概を感じさせます。特に、チョンリマに生えた翼は、早いものを象徴するチョンリマに対する明確なイメージを与えており、記念碑的彫刻の象徴的な性格をより豊かにしています。

チョンリマの銅像の前進と上昇の感じは、塔のようになっている彫刻の台によっていっそう強調されています。彫刻の台と馬の間に雲の模様を刻みこんだのは、チョンリマが空高く飛躍しているイメージを強く与えています。

チョンリマの銅像が建てられてから半世紀以上の歳月が流れました。

チョンリマの銅像は、朝鮮人民の英雄的気概を誇り示す記念碑、偉大なチョンリマ時代のシンボルとして光を放っています。

（観光）