クイズ 2023.07.09

解答：朝鮮人民に馴染んだ益鳥たち

カササギ

呉英淑（オ・ヨンスク）：カササギはスズメ目のカササギ族の鳥です。体色は雌と雄が同じで黒と白の混じりです。体長の割りに翼が短いので長い飛びが出来ず主として地上や木の枝の上に棲みます。

都市や農村、道路、公園、山裾等分布地域が広く、標高1500メートル以上の地域や山奥では極めて稀に見られます。群れを成して棲むので猛禽の侵入に群れで対応します。

カササギは害虫を食べる有益な鳥です。視野角は210度で光や色を感受する色素物質が他の動物に比べて3～4倍も多く、よって300メートル離れた所の小さい昆虫も発見できます。雑食性なので他の鳥が好まない毛虫・ゴミムシ・コガネムシの幼虫等の害虫とネズミ類も食べます。

カササギは古代から朝鮮人民の生活に溶け込んだ鳥です。朝にカササギが鳴くと喜ばしい客が訪れ吉報があるとし、元旦に道でカササギに鳴かれるとその年に豊作と幸運が訪れると言われました。それで朝鮮人民はカササギを喜ばしい事を伝える鳥、霊妙な鳥と見做しました。カササギにまつわる諺も多く伝えられています。

今、カササギは朝鮮の国鳥として朝鮮人民に一層馴染み生活の一部分となっています。

ツバメ

ツバメは朝鮮で繁殖し10月末頃に南方に渡り、翌年の4月初め頃に戻って来ます。

殆ど空中で昆虫を食べますがこれに適した長くて尖った翼、大きい口、短い嘴を持っています。短い足は歩きに適していないので巣作りの材料を得る時以外は殆ど地上に降りる事がありません。

一度番えば別れる事が無く数年間も居ついた根倉に必ず戻って来るので人間に愛されています。

ツバメは害虫だけを食べますが1番（つがい）が夏に食べる害虫は100万匹以上です。

キタタキ

キタタキは綺麗な鳥で世界的に朝鮮にだけ棲む希少種です。標高200～300メートルの生い茂った森の中に棲んでいますが別けても樹齢100年～200年の〓〓や椚、松、五葉松等大木の木に嘴で6.5センチメートル以上の穴を穿ち、舌を入れて餌を捕ります。

木の下から天辺まで螺旋状に上がりながら嘴で木を叩いて虫を捕ります。1番（つがい）のキタタキが活動する地域は500～620ヘクタールです。

キタタキ保護区がつくられその生態学的調査が深まり個体数も増えています。

（レクリエーション、視聴者と共に―クイズ）